一夫多妻

最近子ども達に日本の神話の読み聞かせをしていて、
大国主命(おおくにぬし の みこと)が稲葉の白ウサギの話では、因幡の国に八上比売(やかみひめ)を妻にもらい、その後、黄泉の国では須佐之男命の娘の須勢理毘売命(すせりびめ の みこと)を妻にもらいと妻が増えていき、娘に「最初の妻はどうなったの?」と聞かれ答えに窮しました。

読み聞かせをしている私は当時は一夫多妻でったという知識があった為、何も思わず、読み進めていましたが、一夫多妻とい概念のない娘にとっては不思議だったようです。

最初の妻はどうなかったか。
恐らく嫉妬していたでしょうね。
大国主命は100人近い妻をもらい、200人近い子どもをもうけるので、縁結びの神様として有名なようです。

同時に『平家物語』もアニメを見ており、その中で平清盛の娘の徳子は高倉天皇に入内し、安徳天皇を授かりますが、天皇の寵愛は別の妃にいき、徳子は寂しそうにしていました。

今の日本では一夫一妻が当たり前なので、一夫多妻の時代の妻たちが心中が穏やかならぬことは想像出来ます。
源氏物語の六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)のように激情な方もいたのでしょうね。

さて、子どもは素直に一夫多妻を受け入れるのか、今夜の読みきかせも楽しみです。


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