見出し画像

発育停止の判定


【ご質問原文】

こんにちは。
体外授精や顕微授精をして、培養する中で分裂停止するものもありますが、分裂が停止したのって見たら明らかに分かるものなのでしょうか ? 
培養土さんによって、判断が厳しかったり甘かったりとかってありますか?

【回答】

ご質問ありがとうございます。

胚の発育スピードはある程度決まっているため、明らかです。

多少の前後があっても、3〜4日ズレる事はほぼありません。

受精後5日目から7日目に胚は、胚盤胞期に到達しますが、その日数で初期胚(例えば、8細胞期胚など)だった場合は発育停止と判断します。

また、胚盤胞に到達したけれど、発育が停止してしまった胚もあります。これは、拡張せず収縮してしまったり、細胞が死滅してしまったりしているのを観察して判断します。

そこから発育が再開する事はほぼありません。

この判断は、胚の形態評価(グレーディング)と異なり、培養士によって違いはないと考えて良いと思います。

以上です。
ご参考になれば嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?