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凍結胚移送って何?

その基本をサクッと解説!


春や年末に向けてなど、相談が増えてくるのが転院のお話。

普通の(?)病院だと、ここでは検査や治療ができないから大きな病院へ と言われることが多いと思いますが、 


転勤とか、今のクリニックでは妊娠しないから、
あのクリニックであの治療が受けたいから…

などの理由で転院することも多いので不妊治療施設の転院は普通の病院と少し違う気がするな~と思います。
 

妊気分が変わったり、先生が変わったり、環境が変わったりすることで
妊娠することだってあるから不思議ですよね。
(不妊治療やめた途端、妊娠したとかよく聞きませんか?)
 

不妊治療での転院で問題になるのが、
今までの治療経過のデータはどうするのか。
管理してもらっている凍結胚、精子はどうするのか。
 
 
管理してもらっている凍結胚、精子は移送可能です。
 
 
凍結胚移送って、少し専門的に聞こえるかもしれませんが、
簡単に言うと

「凍結した受精卵を別の場所にお引っ越しさせること」なんです。
 
ただ、このお引っ越し、実はかなり繊細な作業で、
胚にダメージを与えないように注意しなければなりません。
 
じゃあ、なんでわざわざ移送するの?と思うかもしれませんが、
再度採卵することも体にとっても負担。
せっかく良い胚を凍結しているのだから残したい。
と思うのは自然なことだと思います。
 
患者さんの治療計画に柔軟性を持たせたり、
ライフスタイルに合わせて治療を進めるためにも、
移送は必要なことだと思います。
 
 
 
凍結胚移送のこと、あまり書かれていないので
私の主観ですがまとめてみたいと思います。
 

良ければ次回以降の記事も読んでいただけると嬉しいです!
 


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