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福岡・尹東柱の詩を読む会

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尹東柱(1917~1945)は、韓国を代表する詩人です。日本の植民地支配という、朝鮮民族にとって最も過酷な時代に、悩み葛藤しながらも真摯に生きた姿は、時代や国を超えて多くの共感を…
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記事一覧

恐るべし 尹東柱の磁場① ~詩を読む会に韓国から親子が参加~

なんと、韓国から親子3人が尹東柱の詩を読む会に参加。 聞けば、映画「東柱」を見たことや、小…

Mikiko Managi
8日前
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「雪降る地図」のテーマは、未来を信じる力

5月の例会は、「雪降る地図」だった。   雪降る地図  1941.3.12 順伊が去るという朝 …

Mikiko Managi
4週間前
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「序詩」は、尹東柱にとってリスタートの詩

福岡・尹東柱の詩を読む会では、毎月第3土曜日に尹東柱詩集「空と風と星と詩」から1編を取り…

Mikiko Managi
3か月前
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【イベントレポ】韓国の詩人と考える文学の世界<後編>

―辻野:オ・ウンさんがデビューした2000年代は詩の形態が多様化し、参与詩が環境問題を扱う「…

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尹東柱の詩は、ただただ奥が深い

「読んでも読んでも尽きない。月に1度の集まりが楽しい」 
「尹東柱に出会ったおかげで、県外…

Mikiko Managi
6か月前
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韓国の有名詩人、尹東柱を偲ぶ

先月、韓国の現代文学を紹介する「K-BOOKフェスティバル」の一環として、福岡市内で「韓国の詩…

Mikiko Managi
6か月前
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尹東柱の散文は面白い

尹東柱は、韓国で有名な詩人だが、彼が5編の散文を書いていたことは、韓国人でも意外に知らない。 詩には作者の思いが凝縮されていて、行間を読み解く作業が求められる。それゆえ難解であるが、尹東柱の散文には、彼の置かれた状況や悩み、心の揺れなどが日記のようにつづられていて、読んでいくと面白い。 尹東柱の悩みや心の葛藤が描かれた「ツルゲーネフの丘」「月を射る」「隕石の落ちたところ」 ツルゲーネフの「乞食」から着想を得た「ツルゲーネフの丘」では、幼い乞食に施しを与えようと、やっと

尹東柱の詩は、人と人をつなぐ

尹東柱の詩を読んでいると、ときどき韓国からゲストがやってくる。 大学生、高校生、詩人の団…

Mikiko Managi
7か月前
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「おかえりモネ」を見て再確認した、尹東柱の詩を読むということ

NHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」の菅波先生が人気だ。 ヒロイン・モネに対する彼の言動…

Mikiko Managi
2年前
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