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あざとくて何が悪いの?の何が悪いの?

僕はあざとくて何が悪いの?というバラエティ番組が苦手だ。あざとさで全てのものをちょっとずつ消費していく姿に参ってしまうし、どこまでも続くマトリョーシカみたいな底の見えなさも気持ちが悪くなる。

ただ、あの番組を楽しめるようになれば自分の視野や感性が一段階広がることはわかる。なので虫唾を走らせながらもTverで見逃し配信を見ている。

007スカイフォールでボンドが復帰テストの一環で心理テストのようなものを受けていたが、あの番組を見ているとそれみたいに色々な言葉が浮かんでくる。

欺瞞、利用、評価、ステータス、マウント。

自分がなぜそれほどまでにあの番組のことが嫌いなのか分からない。

今日も田中みな実が強烈なエピソードを挟み込み、弘中綾香は中立的な立場で安全圏からフォローしているふりをし、山里亮太が結局全部丸く収める。ポリグリップかプログリットか知らないがちゃっかり結婚しやがって。田中みな実だけ守るものがないからガンガン攻める一方だぞ。古着もリトルトゥースもスポーツも何もかも利用し、イケてる自分や個性的な自分を演出する。その意地汚さとリスペクトのなさがあざとさだ。自己中心的なコントロール欲求と芯のなさ、下劣で品がなくただ男に跨って終わりの連中め、恥を知れ。というところまで悪口が進行してしまうので、どうにかしなければいけない。

そんな時は肯定ノートを使う。あざとくて何が悪いの?を肯定する。

あの番組は共感できるし、笑えるし、ゲストの恋愛観も聞けるから良いんだよな。自分の身の回りの人は経験してない悩みとかもドラマで再現されるし、田中みな実と弘中ちゃんのコメントも勉強になるんだよな。服装とか振る舞いとか勉強になるし。自分の悩みが演者のコメントで消化されて、かつアドバイスまでもらえる番組だから最高なんだよな。

ここまで書いて、あの番組は若い女の人にとってのあちこちオードリーかと思う。そのレッテル貼りは危険だけれど。

恋愛においてのどうにもならない悩みや傷をドラマとレギュラー陣、ゲストのコメントやトークで癒す番組であり、かつこれからの恋愛を生きるためのアドバイスや活力がある番組なんだろうと勝手に想像する。

好きな男を落としたい下劣な気持ちなんて別にあってもいいだろ、そんなことも想像できないのか馬鹿野郎と誰かに言われそうな気がしてくる。

すみませんでした。

買いたい本を買うために使います!!