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読書記録

最近の読書記録。

この本、macaroomの4thアルバムの「inter ice age4」の「flow data」のモチーフとなった小説なんだが、実はまだ未読でありました。
この度やっとこさ読んだ。個人的に好みドンピシャのSFではなかったものの、ここが元祖となっていろんなSFものに影響を与えたのかと思うとおもしろかった。
それと計算機と主人公の会話はとてもよかった。機械との不思議な友情が読んでて楽しかった。

SAKANA BOOKSの発行している雑誌、サカナトVo.2でサンシャイン水族館の芦刈治将さんのおすすめ本として紹介されていたご本。
面白そうだな〜と思って読んでみた。結果、めちゃおもしろく読んだ。
シーラカンスがまだ生きていたと知った時の世界中の当時の様子や、シーラカンスを捕獲するまでの険しい道のりなど冒険しているように面白かった。
現地の人や現地で協力してくれたフランス人との会話が当初は噛み合わなくてスムーズにいかないへんてこりんなやり取りにちょっと笑えてしまう。
一度沼津のシーラカンスミュージアムへ行ったけど、この本を読んでからいくともっと感慨深いだろうなぁと思う。
改めてシーラカンスの解剖図もまじまじとみて、やっぱりおもしろい魚だなぁと深々思った。


石城謙吉さんの「イワナの謎を追う」が面白すぎて、「森はよみがえる」とともに購入。この方の文章はいいなぁとおもって。内容は「森はよみがえる」とほぼ同じであったけど、改めて森の大切さを思う読書だった。そして石城さんの森復活に向けてのものすごい情熱やパワフルな取り組みに感心しまくりであった、、!
この本が出たのが2008年。持続可能な森林経営を視野に、なんとかしていかなければと取り組んできた石城さんの気持ちを受け取って繋いでいけるよう、どんなことが自分にもできるのか考えていきたいと思った。

「イワナの謎を追う」、「川の魚たちの歴史」で北海道、特に知床周辺の話がたくさん出てくるので、北海道の自然を知りたくなってきて、こちらを偶然Amazonでみつけて購入。ここでしかみられない生きものがたくさん載っていて、ねる前にふぉ〜となりながら読んだ。ほんとうに普通にガイドブックなので、読書というか、ぱらぱらと眺める感じで読みました。ヒグマの出没はちょっと怖いけど。

素晴らしかった。
なんだろう、母親と娘でしか成立し得ないカルマというか。呪いみたいなもの。
19のころの自分のことも思い出された。
生々しくて、文章がとてもよかった。弱さや強さ、ひとりぼっち。
誰も知らない、語られない、こういうの全部を救済するような小説だった。


えまる

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