お部屋の中で果てしないひとりごと


でかける時、たまに私は家の中全体を見渡して話しかける。
ちょっと行ってくるね、ごめんけどお留守番よろしくね。
お掃除中途半端でごめんね、帰ったら片付けるからさ。とか。
みんなそうなのかな。

部屋で寝転んでぼうっとしているとき、私は守られているなという感じがして、自分の家が好きだなーと最近よく思う。
引っ越してきたばかりの時は家との距離が結構あった気がする。
私は家のことをみていないし、部屋のドアにもよくぶつかった。
部屋全体がよそよそしく感じて、怖いものがでるのではとか少し思ったり。
でも今はとても馴染んでて、かわいらしく思える。
怖いものなんて出るわけがないという感じになってる。
長年いろんな場面を共にしてきたおうち。

昔家族で住んでいたアパートは住めば住むほどなんだか駄目だった。
なんでこんんなに不幸っぽいことが続くのか?と考え、この家が多分全部をだめにしていると思い至った記憶。
これは早く出た方がいいと直感した私はお母さんを説得して引っ越した。
やっぱり家を変えてから少しづつ状態が良くなったと思う。
実際に占いをする伊都子さんも住む家を間違えると年々悪い方向にいくと言ってた。

さて、星とレモンの部屋が放送されました。
みなさま、みてくれただろうか。
お母さんから、お話結構よかった、感動したよと連絡がきてうれしかった。

3星とレモンの部屋で主題歌となった「月がみてたよ」のMVも公開。
作詞・作曲、知久寿焼。MV監督・演武、木石南。
ドラマをみたあとに、今一度聴いてみるといいと思う。

そしてサウンドトラックも配信開始となりました。
まさかまかちくで第二弾のアルバムをリリースするとは思ってもみなかった。これはドラマに沿った作品集だけどね。
ドラマでは一部のみでしたが、フルサイズで収録されています。
ちくさんのウクレレやおもちゃ楽器など(あとじつはちくさん一部アナログシンセ弾いてたりします)、ボブのmaxを使ったトラック、アサヒのピアノやチェンバロなどなど。
どうぞ各配信サイトでお楽しみください。

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●アルバム情報
タイトル:星とレモンの部屋 (Original NHK Television Soundtrack)

トラックリスト:
01 hoshi to lemon no heya
02 lemon university
03 chatroom
04 the pulse
05 hutsuu no ningen
06 the quiet room
07 the dead and cigarettes
08 escape
09 saitei
10 lemon
11 月が見てたよ

配信サイト一覧はこちら

ちなみに主題歌が収録されているまかちくのアルバム、kodomono odorikoの方もどうぞよろしくお願いします。
こちらもとてもいいですので。CDと配信どちらもあります。
ちく商会の通販から購入するとステッカー付き。
Amazonタワレコでも取り扱っています。

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デイヴィッド・マークソン、ウィトゲンシュタインの愛人を読んだ。
ピンチョンの小説の翻訳をされている木原善彦さん訳。

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地上から人が消えて、最後の一人として生き残った女性が延々タイプし続ける話。終末世界の日常。
なんとなく実録、論理哲学論考って感じだなと思った。論理哲学論考の内容ほとんど覚えてないんだけども。書き方とか、そんな印象を受けた。
果てしなく孤独な、ひっそりとした静かな世界。部屋で一人で読んでると不思議な気持ちになってくる。
画家とかギリシャ神話に関する人名がたくさん出てくるんだけど、私がほぼわからないので、分かる人が読んだらもっと面白いのかもなと思った。
これはアサヒに読んでもらいたいなと思うのでおすすめしてみようと思う。

エマル



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