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職業相談員とは何をする仕事か

地方で製造の仕事を3年して札幌に出てきた女性…

札幌はたくさん仕事が有るから、すぐに決まるだろうと思い、派遣会社に登録をしてニ箇所で二種類の仕事をするも、どちらも合わず1ヶ月で離職した。

「あの仕事もこの仕事も嫌になって辞めちゃって、もう自分に何が合うのかわかんなくなっちゃって…」と始まった相談。

基本的に、本人がやってみたい仕事、できるようになりたい仕事を選べばいいよというのが私のスタンスなんだけど、わかんなくなっちゃっているなら、アセスメントもあるよ。と案内すると、本人が希望してテストを受けることにした。

結果は次回なのだけど、それでもまだモヤモヤした顔なので、他に何かスッキリしておきたいことはある?と聞くと…

「派遣のアドバイザーの人に、2箇所も1ヶ月で辞めてきて、そんなんじゃどこも通用しないよと言われて…ルームシェアしてる友だちにも仕事してないから悪いなと思ってるし…」

お金は?大丈夫なのかな?

「貯金が有るから、もう少しは大丈夫」

そっかー、ま、1ヶ月しか続かなかったかも知れないけど、合わない仕事だったんだから仕方ないんじゃないかな〜まだ二種類だよね。世の中にはまだまだたくさんの仕事があるから、できるようになるまで頑張れる仕事は何かな~って探せばいいと思うよ。嫌にならずに頑張れるには何が必要かな?2つの仕事は何を基準で選んだの?

「時給が高くて稼げるって聞いたから…でも、それだとダメなんですね」

そうだね、頑張れる要素が必要だね。そしてそれは他の人が決めてくれるわけじゃないよね、自分の中を探して考えることなんだよね。

少しスッキリした顔で帰っていったその女性、昨日結果を聞きに来た時にはモヤモヤは晴れて、やってみたいことを話しだした。こうなれば、求人の出番だ(^_^)
やってみたい求人を一緒に探すのは楽しい🎶

職業相談員としての採用試験で、「職業相談員とは、何をする仕事か」と問われ、少し答えに詰まったときの面接官の「求職者の幸せを考えて手伝う仕事です。」という言葉が私の基本になっています。


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