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【大学受験】志望理由書を書こう! 作成編おまけ③ー課題エッセイはどう書く?

 皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。

 さて、前々回から志望理由書作成編のおまけとして、その他の書類「課題エッセイ」をどう書くかをテーマにまとめています。

 前回、東京農業大学の学校推薦型選抜に課される「事前課題」について書きました。



■具体例:東京農業大学農学部農学科の事前課題

 2023年度農学部農学科のお題は、「最近の農業や食料に関する問題を挙げ、それを解決するために農学部農学科のどの研究室で何を学び、将来どのような貢献をしたいか、あなたの考えを1200字以内で述べなさい。」でしたね。

 このお題を、序論→本論→結論の3部構成でどのように書いていったらいいのでしょうか?

 もちろん志望理由書や自己推薦書と同様に、絶対的な正解というものはありませんので、あくまでも一例ですが、以下のような流れがわかりやすいです。

■序論…主張、自分の考え

 1段落目、序論です。ここではまず設問の問いに明確かつ簡潔に答えていきましょう。例えばこんな感じです。

 「最近の農業や食料に関して、〇〇という問題がある。私はこの問題を解決するために、△△研究室で〜〜を学び、将来、〜〜という分野で〜〜ということに貢献したいと考える。」

 ここでのポイントは、農業や食料を取り巻く現在の状況をしっかりと把握できているかどうかですね。

■本論…主張の根拠を具体的に

 2段落目、本論です。ここでは序論で述べたことを具体的に説明していきます。

 ※なぜそれが問題だと考えたのか?
 ※そしてそれをどのように解決する必要があるのか?
 ※問題解決のためになぜ△△研究室に入りたいのか?
 ※△△研究室で具体的に何を、どのように学んでいくか?
 ※そこで得た学びを将来どのように活かし、社会に対してどのように貢献したいのか?

■結論…まとめ

 3段落目、結論です。ここは、基本的には序論の繰り返しになるのですが、注意点がありましたね。それは、まったく同じ語句・表現の繰り返しを避けるということです。

 ですので、例えば、再度最初に挙げた問題を俯瞰し、それが解決されたら社会のその他の領域にどのような良い影響をもたらすのか、これまで述べてきた角度とは異なる角度から考察してみることをオススメします(←視野の広さをアピール!)。

 最初にも述べましたが、課題エッセイや小論文の書き方には絶対的な正解があるというわけではありません。

 ただし、相手にとって読みやすい型というのは存在します。長めの文章を書くのが少々苦手だという方は、まずは型を覚えることが重要です。ぜひぜひ参考にしてみてください☆

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