【大学受験】志望理由書を書こう! 作成編おまけ①ー課題エッセイとは?
皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。
前回まで、大学受験における総合型選抜入試・学校推薦型選抜入試等で必要となる志望理由書の具体的な作成方法と、注意すべきポイントについてまとめてきました。
今回はそのおまけとして、「課題エッセイ」についてまとめていきます。
■課題エッセイとは何か
大学によっては、志望理由書あるいは自己推薦書に加えて課題を出し、それについてある程度の長さの文章を作成し、提出を求めるところがあります。
そのような文章は、活動報告書、事前課題、あるいは単にレポートなどと呼ばれることもありますが、ここではまとめて「課題エッセイ」と呼びますね。
この課題エッセイも、志望理由書・自己推薦書と並んで非常に重要です。というのも、例えば、「あなたが大学で学びたいことと絡めて、いま気になっている社会問題について〇〇字で書きなさい」のような課題が出されたとします。
ここから大学側は関連したテーマに関する受験生の素養や理解力、思考力、表現力がどの程度のものかを総合的に判断していきます。
例えば、明治大学農学部食料環境政策学科の総合型選抜入試では、「私の地域農業振興プラン」と題した、800〜1200字程度の課題エッセイを提出するよう求めています。
このような課題の場合、やはり日頃から「地域農業」の「振興」について関心を持ち、そのことについての受験生は何らかの考えを持っているはずだ…と出題者は考えていることが分かります。
■受験生をさらに詳しく知るための課題エッセイ
また、ごく個人的な事柄を問う課題エッセイもあります。例えば、「あなたが最も影響を受けた人物について書きなさい」や、「あなたのこれまでの活動について書きなさい」などのようなものです。
こちらも先に指摘したポイントに加えて、志望理由書や自己推薦書からもう一歩すすんで、受験生のさらにいきいきとした「ひととなり」を知りたいという狙いがあります。
つまり、課題の内容によっては受験生の人間性を把握し、適性をチェックする手段ともなりえるのが課題エッセイなんですね。したがって、こちらも決して手を抜くことなく作成することが求められます。
例えば、東京外国語大学の学校推薦型選抜入試では、各学部で志望理由書と並んで「活動報告書」が提出書類になります。
次回は、課題エッセイの書き方について簡単にまとめて行く予定です☆
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