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【プロジェクトのはじめかた②】仲間あつめから始めよう

前回(https://note.com/em_uppers/n/n0c00cf4c4951)は東三河地域で構築中のサンドボックス型起業家コミュニティ『HigashiMikawaUPPERS』での学びを元に、起業・新規事業の準備全体を通じた起業コミュニティとの関わり方をご紹介しました。

今回からは、より詳しく各フェーズでの具体的なプロジェクト組成についてご紹介していきます。

今回は、これから起業される方や新規事業をまだ一人で考え始めたばかりの方におすすめのプロジェクトの組み立てです。

まとめ
ビジネスモデルキャンバスにアイデアまとめながら関わってくれる人を集めよう
仲間集めのための<具体的なアクションアイテム/マイルストーン>は以下のとおりです。
・アイデアのプレゼンをまとめる・・・1W
・誰を巻き込みたい?ビジネスモデルキャンバスをベースにブレスト・・・2W
・巻き込まれる側のうれしさを可視化・・・3W
・チャネルに応じた仲間集めのための発信・・・4~8W
・ミートアップ/座談会をひらく・・・9W
・座談会参加者とミニ企画を作る・・・10W
・仲間獲得・・・11~12W
※Wはweekを表します。各自の時間的リソースに合わせて調節してください。

仲間集めに向けてビジネスアイデアを可視化しよう!
・プロジェクトの前提

仲間集めプロジェクトの初期段階ではあなたには仲間がいません。まだ一人で「こんなことが出来たらいい」というアイデアが頭の中にあるだけの状態をしています。このフェーズではまず頭の中のアイデアを発信できる状態までもっていくことが非常に重要です。ここでいう発信とは「こうあるべきだ」という意見ではなく「自分にはこういうことができるので、それを活かせば課題をこんな風にできる」というアイデアを漏れなくムラなく簡潔にまとめた情報のことです。

・アイデアのプレゼンをまとめる・・・1w
 まずは一般的な項目を押さえてプレゼン資料を作成してみましょう。
 アイデア段階のままでもこの辺りの項目は押さえておけるとよいですね。
https://www.sungrove.co.jp/presentation-materials/

・誰を巻き込みたい?ビジネスモデルキャンバスをベースにブレスト・・・2w~3w
  https://scentbox.jp/business-model-canvas/

ビジネスモデルキャンバスを下敷きに巻き込む対象をブレストしてみましょう。
 ∟キャンバスを埋め、足りないところを補い、強みをさら強くできる人の属性は?
 ∟巻き込まれる側のうれしさを可視化しよう
 
(可能な環境であれば)メンターと壁打ちも
※メンター:インキュベーション施設にいる相談員のこと
巻き込むべき人たちがこのプロジェクトに関わるとどんなうれしさがあるでしょうか?言語化・可視化して整理してみましょう。

・チャネルに応じた仲間集めのための発信・・・4w~
SNSでの発信などビジネスモデルキャンバス上で分析したチャネルに応じて仲間集めのためのアクションを開始しましょう。
meetup座談会を企画して仲間予備軍と対面で話せる場を設定する
∟座談会の概要を決めよう
 →いつ/どこで/有料・無料/だれと/何を/話す場なのか?
∟発信のPDCAをまわそう

・座談会をひらく・・・9w
∟インタビューのコツ
https://blog.nijibox.jp/article/userinterview/#i-13
∟ステークホルダーの仮説を検証しよう
https://speakerdeck.com/tumada/jie-xiang-du-wogao-meru

座談会からフィードバックでミニ企画を作る・・・10w
ここからが少し難しいところですが、座談会に参加してくれた方を巻き込んで元々のアイデアに紐づいたミニ企画をみんなで作ってみましょう。
それはアプリ100本ノックかもしれませんし、里山の課題を知るためのウォーキングイベントかもしれませんし、何かのワークショップやハッカソンに今いる人たちで参加してみることかも知れません。

キックオフメンバー(仲間)の獲得~次に何をするか考える・・・11w~
関わってくれた人々とともに元々のアイデアプレゼンやリーンキャンバスを見直してみましょう。
・座談会、ミニ企画に参加してくれた人達が仲間(になって今後も協力して)くれそうか?
・次の座談会や個別対話など今後のアクションを考えよう
→座談会をくり返しフィッティングしていく・・・情報共有PJTへ進む
→座談会参加者を巻き込んでユーザー調査に進む・・・ユーザー調査PJTへ進む
ここでは関わってくれる人のグラデーションや、自身の手応えに合わせて次のステップを考えていけるとよいでしょう。

さて、ここまでの取り組みがうまく回れば、起業/新規事業を目指すあなたのまわりにあなたを応援し、意見をくれ、小さな何かに一緒に取り組んでくれる人が現れたはずです。
次回は緩やかに同じ方向を向いている仲間の獲得に成功したあなたが、自分のアイデアをどうブラッシュしていけばよいのか、ユーザー調査 (インタビュー/ヒアリング) プロジェクトについてご紹介します。


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