プロになって良かった(10年パーソナルカラー素人だった私)
私は現在、プロのカラーアナリストとしてお仕事を始めています。私がプロ養成講座を受け、プロ認定頂きましたのは、福岡市の「イルドクルール」というサロンです。なぜそこか?と言いますと、10年近く前になりますが急にプロ診断を受けてみようと思いつき、Google検索した時に上位ヒットしたのが最初です。ちゃんとした会社である上に、決め手は5000円(税抜)という良心的価格でした。
私はカラーアナリストになるまで、いわゆるネット民としてパーソナルカラーの知識をかき集めていたタイプです。パーソナルカラーに出逢ったのも大学時代2ちゃんねるの化粧板で、嘘か誠かの知識を沢山吸収していきました。これは少し恥ずかしい話なのですが、イエべ秋と診断された後、一度は納得したものの後日再診をお願いした記憶があります。「イエベ秋とはこうである」というネットでの情報との相違を感じたのです。先生の再診結果はやはり変わることなくイエべ秋で、ネットは様々な情報がありますからねと笑ってくれました。
今お客様をお迎えする立場になり、よく聞かれる質問があります。色の見え方は誰しも同じなのか?ということです。これには「同じです」と答えています。それでは、サロンによって診断結果が変わることがあるのは何故か?という質問なのですが、これは診断基準が違うためだと考えています。
私(イルドクルール)のサロンでは、診断基準のひとつに健康的であるか、洗練されているかが入っています。ここが何より大きなポイントだと捉えており、例えばウォームタイプ(イエベ)の人がクールカラー(ブルベ)をまとうと、ブルベの色の持つニュアンスは当然生まれるのですが、どうしても「健康的」から逸れてしまうのです。優しそう、親しみやすい、透明感がある等々、人を褒める形容詞は沢山あります。その中で採用する褒めポイントが異なるためにサロンによって診断結果が変わることは十分有り得ると思います。
ひとつ川口春奈さんを例にとりたいのですが、彼女はネットではイエべ秋に見られる声が多いです。実はプロになる前の私もそう思っていて、川口春奈さんの身につけるものは参考にすることがありました。しかし、プロになってからは彼女はブルベ冬だとわかります。それはただ似合っている・カワイイという観点だけではなく、健康的かつ洗練というポイントが私に備わったためです。
私が今の先生のもとで学んでよかったと思うのは、視野を広げられたことです。10年近く我流で勉強していたのは良かったのですが、プロとしての知識や感性を教わったことで、これまでの知識を修正し、また強化させていただきました。これはあくまで私調べなのですが、先生の教えてくださる視点はネット情報と違うことが多いのです。勉強中は、私の素人時代の芸能人パーソナルカラー予想の答え合わせをさせてもらう機会がありました。私はだいたいネットからのうけうりだったので、つまりネットの海に多く漂っている芸能人パーソナルカラー分析とは異なる、先程の川口春奈さんの件みたいな、「そこいく?!」っていう答えをされた時は非常に驚いたものです。しかしそこには常に「健康的であるか、洗練されているか」といった納得のいく理由がありました。
わかりやすく芸能人の話をしていますが、実際のところは会って診断してみないとわかりません。ただここで書きたかったのは、ネットに溢れている情報から一歩奥深いところに辿り着けたというプロとしての喜びです。イエべ秋にしか見えなかった川口春奈ちゃんのことがブルベ冬がイケる川口春奈ちゃんに見えるようになったこと。それが超個人的なプロとしての視野のひろがりです。
極論ですが、私はその人がイエベかブルベかという事実には興味がありません。イエベと思ってた人がブルベだった、とかいう意外性に興味があるのです。そこには新たな魅力発見という驚きや感動があって、心の動きがあるからです。だから、何より嬉しいのはお客様の「発見があった」「こんな服も買ってみようと思った」というご感想です。あなたはイエベだからこれがベストです!ではなく、イエベだからこれもできますよ、という皆さんの新しい行動につながるご提案をしていきたいと強く思っています。それが出来るようになったのはイルドクルールの先生方との出逢いのおかげです。
▽福岡市でパーソナルカラー診断
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