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子どもの頃のおもいで

毎週生協で、県内産の野菜の詰め合わせをお願いしている。

今週とってもおいしいトマトに当たった。

お塩を少しかけながら丸かじりした。

昔、子どもの頃母と古い家の台所でやった食べ方とその味だ。

母は私の弟を妊娠中トマトをよく丸かじりしていた。だから弟は今でもトマトが嫌い。

このことを思い出した。

丸かじりの記憶は、母の妊娠中、つまり私が3歳の頃の記憶なのかと一瞬思う。

多分違う。弟のトマト嫌いのエピソードとしてこういう話をもっと大きくなってから何度も聞いたと思うから。

子ども時代の記憶って、そうやって後から聞かされる話で出来ている気がする。

私をとても可愛がってくれた祖母は昨年亡くなる前にも、makiちゃんには声が枯れるまで絵本を読んであげたよ、と言っていた。

子ども時代の記憶って、大人になっても自分の子ども時代を知る人の話や記録に触れるたび作られ続ける。(子ども時代を思い出す、というのは錯覚のような気がする)

子どもを愛し、愛したエピソードをずっと語り続ける大人であろう。










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