母になってもクズはクズ。

独身時代、なかなかの飲んだくれのクズっぷりだったのです。

周りがみんな結婚するわけないと、できるわけないとそんな見方でした。

それが、何を間違えたのか、拾ってくれるもの好きと、一緒になり、これまた物理的にも無理と思っていたこどもも授かり。

母になったら、クズだったことをすっかり忘れ、こどものことを完璧にやらなくてはすまないそんな日々が、しばらく続き、精神的にやられるという。

そりゃそうだよ、だって、いい子だった時期、小さいころしかないもん。

それも、どうだかわからない。


子どもが3か月ぐらいのときかな。

ふと、「あれ?私こんなひとじゃない。」と。何を無理していると。

それからは何かあると、この言葉を思い出すようにしている。

特に外野がうるさいとき。やれ、かわいそうだとか、子どもがいちばんだ、とか、ご飯ちゃんとしろ、だとか。

しらねーよ。私、できる子じゃないもんねー。と開き直る。

意外とこれで大丈夫なんだな。

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