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日記:2024年6月16日 曇りのち晴れ

・昨日は低気圧症や生活上のストレスが頂点に達し、それに伴って体調も気分もすこぶる良くなかったため、ついに日記に穴を開けてしまった。需要はさておき面目ねぇ……。ちなみに天気は曇りのち夜分にゲリラ豪雨といったところ。一言も発さず、明かりも灯らぬ部屋で漫画読んでる内に一日が終わった。

・読んでいたのは「ルパン三世 異世界の姫君(ネイバーワールドプリンセス)」。タイトルから察しがつく事と思うが、お馴染みのルパン一味+銭形警部が異世界転移して暴れ回るという、流行りのスピンオフ作品である。我ながら謎なチョイスだが、触りの部分だけどこかで読んでいたのを思い出し、捲ってみるとそれなりに好感触だった。

・現在は第2部の連載中。第1部は転移した王国に纏わる陰謀と襲い来る魔物に立ち向かう長編で、有り体に言えば一時期のテレビスペシャルみたいなノリの異世界ファンタジーを展開していた。比較的シリアスな作風で、特に銭形に関してはコメディリリーフではなく原作寄りの強キャラである。もっともこのキャラの異同に関しては、前任の声優であった故・納谷悟朗氏の意向に基づくところも大きかったため、代替わり以降のシリーズだとほぼ鳴りを潜めている部分ではあるのだが。

実は個々の分野で一味全員を上回るとっつぁん

・それらがひと段落ついた第2部からは趣が変わり、TVシリーズのような1話完結型から中短編の形式に。いずれの部も「ルパン三世」らしくはあるのだが、真っ当な(?)泥棒稼業に立ち戻るのがシーズン2からという点において、なかなか珍しい構成と言える。それなりの長期連載を前提にしてないと取れない形態であると思うので強気を感じる。オリキャラのヒロインが可愛いのでおすすめです。

・ここまで昨日の日記になってしまった。もっとも引き続き部屋に篭っていたため、やってる事は大して変わりないのだが。今日はまた「学マス」にちょっぴり真剣ということで、主に花海咲季の育成に力を注いで親愛度10を達成。いやー、俺このお姉ちゃんかなり好きだな。内容は詳しく触れないが、実は先に妹のエンディングに到達していた事もあり、それも踏まえて、より洗練された角度から彼女たちの並ならぬ関係性への理解が深まったように思う。

・ところで咲季を筆頭にした、いわゆる信号機の3人は、そのエッジの効かせ方から、いかにもラノベ畑で培われたのがよくわかるコメディの筆致が顕著で、今っぽい価値観の中にもほんのりと懐かしさのエッセンスが香る。仮にライター名が伏せられていたとしても、流石にビタ当てまでは行かないにしろ、その辺りの業界出身者であろうことは容易にアタリがついていたはずである。しかし、ついほんの少し前までゼロ年代泣きゲーの雰囲気をほのかに残したテキストを指して“あの頃”などと言っていたはずが、いまやそうした認識の範疇がついに10年代のラノベ全盛期にまで及びつつある事実にただ震える。今はまだ辛うじてだがこの先、次のウェーブが来た時、果たして俺は波に乗ることが出来ているのだろうか。


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