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日記:2024年6月19日 快晴
・あまりの陽射しに“暑い”を通り越して、明瞭に肌を焼かれる感覚がある。テレビのキャスターは相変わらず「今日は暑くなりそうです」などと分かりきった事を宣いつつ、“34℃”と6月にしては異常極まる数値を「予報」と称して平然と掲げている。それで何が変わるわけでもないが、少しは疑問に思う素振りを見せてほしい。こちとら常夏の第3新東京市になど移住した覚えはないのだが……。
・来週に控えた研修の予行、すなわち研修の研修とも言うべき非生産的なタスクを死んだ魚のような目で淡々とこなす午前。ありがとうございます! 私は幸せです。そうした多幸感のあまりか、1秒の刹那が永遠にも思えるほど緩やかな刻の中に身を置くことが出来ました。俺は一体なんの為に、この世に生を受けたのだろう……。
・午後は外出。ついでに気になっていたラーメン屋がたまたま目的地の周辺だったので、専らそれを楽しみに午前中を乗り切ったまであるのだが、調べるとあろう事か、水曜日が定休である事実が発覚しプランが瓦解。限られた時間の中、空腹による焦りと狼狽からサブプランを導くのは容易なことではなかった。
・こうなった時点でまず必然的に麺類が選択肢から外れる。残すところの代替案として、肉体に宿る人格が漠然と肉類(唐揚げやチキン南蛮など)を欲してギアを切り替えるのを知覚しつつ、理性を司るもう一人の俺は、周辺地域において知りうる限りの高コスパを求めて一路、“あの店”へと急いでいた。
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・ちくしょう、これのどこが肉なんだよアァーッ!? などと片方の人格から痛罵されつつも、他に選択肢がなかったのだ、すまない……。そんな具合でガッツリと肉が食べたい気分とは裏腹に、理性が海鮮系で強行採決に至った。直前まではわりと吉野家のからあげ丼に気持ちが傾いていたのだが、せっかくの好機と、中でサラリーマンががっついている姿を見ての蛙化現象によってあえなく否決されてしまった。あとこないだ日記に書いたし。或いはそちらの方がより理知的なチョイスであったようにも思うが。
・それはさておき、このところの値上げで1000円ポッキリから多少足が出るようになってしまったとはいえ、それでもこのボリュームで税込1100円という破格ぶり。しかもご飯は相変わらず大盛無料。俺が京都に来たオタクにラーメン以外でおすすめ出来る数少ないジョーカーである。そのまま食べても勿論美味いが、段階的に卵黄醤油を垂らしたり、ごまだれに漬けた鯛の刺身を着丼してもよし。そして〆には出汁茶漬け(丼を食べ切ってもご飯おかわり無料!)という多彩な食べ方があって嬉しすぎる。そうして連日の失敗を省みず大盛りで頼んだところ、腹がはち切れそうになって普通に差し障りが出た。ごちそうさまでした。
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その他、今日気になった店
隈本総合飲食店 MAO
BIGOLI 京都本店
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