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日記:2024年6月6日 晴れ

・昨夜は妹と口論に及び、年甲斐もなく激怒した挙句、ついにはその怒りを持ち越したまま朝を迎えてしまった。我ながらなんとも情けない限りである。最近は一周まわって食って寝れば大抵の事は正着すると思い込んでいたが、喜怒哀楽の中でも特に持続する感情がこれであったな。結局また、怒りや失望が閾値を越えた相手に対し、言葉で主張せず露骨に態度で示す悪癖により和解の道を自ら閉ざし、心に澱みを残したまま家を飛び出してしまった。こうなると自分が恥ずかしく許せないが、同じくらい先方を許せない気持ちもあるので天秤の傾けようがなかった。しかし怒りというのはつまるところ、何かに固執するがゆえに生まれる俗な感情なので俺は苦手だな……。

・インターネット上では定期的にファイトするので人によっては逆の印象を持たれているかもしれないが、これでも日ごろは滅多に怒らない温厚な人というイメージが持たれているとの自負がある。ゆえに俺の在り方を「ネット弁慶」と詰られるのも致し方なしと受け入れてはいる。ただ、リアルにしろそうでないしろ、わざわざ怒るからには自分なりに正当な理由があるからで、結局のところ、単に最低限、社会の構成員としての自覚と体裁を保った人間が多い環境下ではあまり機会が到来せず、逆にそうではないネットの空間が憤りに値する言説で溢れかえっているというだけの事だろうとも感じる。

・“会議室”と称する部屋で大人たちに囲まれて一日を終えた……などと悪し様に書くとこのようになるが、要するに本日中に発生した拘束時間のほとんどは打ち合わせだとか面談だとかに費やす羽目になった。職種によってはそれが日常という人もいるだろうし、俺にしたって言うほど珍しい事でもないから今さら取り立ててどうこうという話じゃないが、今月に入ってからは社内法規の改正によって比較的些細な件でも議事録を要するようになり、傍らには常に書記が付くようになったので心理的な圧迫を強いられる事になった。

・話は多少飛躍するが、特に狭い面談室においてのそれは傍から見ると司法機関の取調べさながらの様相であり、数年前、被害届を出しに来た側であるのにも関わらず事情聴取の上、指紋まで取られた屈辱の体験を思い出さずにはいられなかった。

・まず聴取に関しては仕方がないにしても、供述調書の文言などはほぼ取調官の胸先三寸で、その内容も実に小学生が書いたような作文としか言いようのないお粗末な中身で愕然とした覚えがある。まして後者に至っては、何もやましい事はないのに、実質的には犯罪者予備軍じみた扱いでデータベースに登録されるというので、まさしく国家の横暴という他なく憤りを禁じ得なかった。逮捕された被疑者でもない限りは応じる義務もないはずだが、そのような事前告知はなく、また断って痛くもない腹を探られるのも堪らないと思って言われるがままにしてしまった。今のところ俺の予定表には無いが、以後何か事を起こせば、一発で照会されて即座に御用であろう。それほどまでに重大な個人情報をみすみす国家権力に明け渡してしまった事実を思うと、僅かながらの矜恃が未だに痛痒を覚える。ファックオフ! 皆も犯罪被害にあって届け出る時はその後の事までよく考えた方がいいぞ。

・「学マス」はようやく初のA+に到達。ラーニング完了……ほぼ独力ゆえにここまで長い道のりだった。振り返ると露骨な妨害よりも「Tipsに書かない」という消極的な手段で、至るところに上振れを抑制する悪辣な罠が仕掛けてあり、一方でライト層に過度なストレスを与えないよう、総じて「力押しでもTrueは見られる」ような難易度に設定されている意図を感じた。この辺りは初期のシャニマスにも通じる造りで、ユーザー間の情報交換を促進して流入を図る目的と解せる。安定次第また攻略にも触れるが、個人的に一番の陥穽はやはりメモリーの選択、これに尽きると思った。以下にA+を取れない構成を一例として添えておくので、なにが悪いのか各自で考えておいてください。明日までの宿題としておきます。


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