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日記:2024年3月1日 晴れ時々雨

・昨夜はまたしても雨。またしても睡眠が無事に崩壊。冴え渡る俺の交感神経は今宵も常在戦場、それは就寝直前の30分でも変わらない。いつ曲者に寝込みを襲われるとも限らないからね。ただ夜に眠るだけのことがこんなにも難しい。

・プリコネ、ウマ娘とも無事に周年のピックアップガチャは天井。後者は無料10連期間内の交換が確定したので実質3天井。おのれCygames。もっともアニバーサリー前から貯蓄していた無課金勢なのであまり文句は言えないが。これからのユニ先輩ピックアップを俺はどうやって戦えばいいんだ。

・気付けばTLの誰よりも真剣に「プリンセスコネクト!」に励んでいる格好だが、実のところたいして思い入れはなく、始めたきっかけもただガチャで限定キャラを引き、最速でエンドコンテンツをクリアしてはフォロワーにマウントを取りたいという一心であった。そのためプレイ開始時からろくにテキストも読んでいない。ただ一つ、「なかよし部」のイベントを除いては。

・プリコネには原則としてキャラクターごとに所属ギルドによる棲み分けが存在し、メインストーリーを除くイベントは基本的にこのギルド単位で話を回していく。そのギルドのひとつに「聖テレサ女学院(なかよし部)」がある。年齢不相応に幼い見た目の文学少女「ユニ」、ダウナー系で近寄りがたい雰囲気の割に気さくなエルフ「クロエ」、そして四六時中、頭がちぇるってる「チエル」の3人組だ。お嬢様学園の中にあって小市民的かつ個性的なあまり、周囲からやや浮いた存在である彼女たちは、各々の都合から奨学金を得るために学園奉仕活動団体としてギルドを結成し、表向きは学園の共学化に向け、主人公である騎士くんを交えて日々、青春に勤しんでいる。

チエル、ユニ、クロエ

・画面左から担当声優が佐倉綾音、小原好美、種崎敦美と各々がいま実力派と謳われる力(リキ)の入った完璧な布陣。そんな彼女たち「なかよし部」のシナリオはかの名高き美少女ゲーム「それは舞い散る桜のように」や「俺たちに翼はない」を手がけ、その筋では知らぬ者なき王雀孫先生の手になる筆致である。氏のテキスト担当箇所は彼を知る者が読めば、或いは知らぬ者でさえひと目で雰囲気の違いを見抜けるほどに鮮烈であり、正直言ってひたすら女の子とぬるま湯でイチャイチャするか、キャルちゃんをネグレクトするかで二極化したパブリックイメージを持つプリコネの世界観にあって遥かに異質だ。

・その空気感のほどは実力派声優による堂に入った演技も含めて一見の価値があるのでぜひゲーム内で確認してほしいが、ひとつ例示するならば間違いなく「授けの財団と聖なる学舎の異端児」におけるこのくだりだろう。暴走したロボット「なかよしX」を止めるべく乗り出したなかよし部一行が、迎撃用に搭載されていたおしゃべり機能による恐怖のマインドアタック(精神攻撃)に翻弄される場面。

・まずは一撃、シンプル・イズ・ベスト。ちなみにクロエ本人はわりと面倒見がよく幼い兄弟たちと遊ぶ場面も。この淡々と暴言を突きつけるロボットの声帯も佐倉綾音なのでこの時点で面白い。一見、まだまだノーダメージかに思われたクロエ・アイアンハートだったが。

・実は見た目に反してかなりチョロい所があるクロエ。キャラストーリーでも不器用ながらも主人公に対して「まぁ、別にあんたさえ良ければ弟たちも喜ぶし? うち寄ってきなよ」と健気にアプローチする姿はまさしく「クールの皮を被ったキュート属性」としてユーザーから親しまれているのを逆手に取った暴言。ちなみに「毎日が制服デー」はソシャゲの宿痾である立ち絵差分の少なさ、ネーミングセンス云々は必殺技の固有名称「闇黒の曙光」をそれぞれ皮肉ったもの。これにはさしものクロエもほんのりと涙目。

チョロい

・今度は同じ声帯を持つチエルへとターゲットが変更。ありがちな陰口を経験値で軽くいなす姿から彼女なりの苦労のほどが伺えるが、続けざまに放たれる暴言のラッシュは完全にソシャゲのテキストとして出していいラインを超えている。

・声優のアンチスレかニコニコ動画の赤文字でしか見たことがないような本質を突く罵倒に堪らずキャラを捨ててブチギレるチエル。まるで自分が言われたかのごとく本当に嫌そうに吐き捨てるあやねるの芝居がまたいい味を出している。

・おしゃべりクソロボットの矛先はついにユニ先輩に対しても。ただしポツリとひと言「ぺったんこ」とだけ。令和のご時世に身体的特徴を揶揄することの無意味さを滔々と説くユニ先輩。

・そんななかよし部のイベント「真冬の真夏と聖なる学舎の異端児」は現在開催中。3日にはピックアップガチャも来るよ。しかし周年で壊れキャラを実装した直後になかよし部とはユーザーへの配慮がなく無慈悲この上ない。しかもいくらテレ女は稼げるからって、冬場に無理やり水着を実装する厚かましさにはまったく恐れ入る。やはりCygamesの本社は南半球にあるとしか思えません。

・書いてるうちにエッセイになってしまった。気付けば3月になり、長かった冬にもようやく出口の兆しが見えてきたが、だからといって今日一日で劇的になにかあるわけでもなかった。これからガンダムSEED FREEDOMを4DXで体感してきます。

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