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日記:2024年6月8日 晴れ

・一日遅れの更新につき短め。この日はひたすらベッドで横転している有り様で、ネタはおろか文章を打つ気力さえ欠けていたので、更新もお休みしてしまった。苦手な家人に囲まれるストレスからひと言も発話せず、完全休養日の花海咲季くらい植物じみていた。具体的にやった事と言えば、花海佑芽のTrue回収の傍ら、日がな一日YouTubeでずーっと特定指定暴力団「工藤會」のニュースドキュメントを流し見するだけという有り様である。

・ヤクザを始めとする非合法組織がフィクションではなく現実問題存在し、一般社会とはおよそかけ離れた秩序を形成するアウトローの文化圏が、今日まで根絶されずに幅を利かせている異様さに対し、どことなく関心がある。そのためこの日のように、金も気力も尽きて極端に暇を持て余した時などには、その手のドキュメンタリーだとか、無断でアップロードされたと思しき親分の継承式の動画などを見たりする事がある。

・以前に「ヤクザと憲法」などを見て、彼らとて元を正せば(帰属意識があるかはともかく)日本国憲法に浴するいち国民、いち有権者であるという当たり前の前提と、暴対法5年条項とを秤にかけた人権問題に思いを馳せ、なんだか居た堪れないような複雑な心境になった事を思い出す。そんな事もあって、彼らの境遇をアングラ趣味として消費するのは些か行儀の悪い感じもするが、リアリティが伴った本物に触れることでのみ得られる感覚というのは否めず、知的な好奇心としてその誘惑には抗い難いのも事実だ。

・また、最近は遠く海を越え、メキシコ麻薬戦争に絡むカルテルの勢力図なども個人的な関心事である。もっとも遊び半分で接する事が許されるような事柄ではないだろうし、自室にそのような類の関連書籍が山積する光景を思うに体面上、どうにも憚られるため二の足を踏んでいるが。おれは岸辺露伴にはなれないから尚更、覚悟抜きには踏み込んではいけない領域というのはあるのだろうな。


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