日記：2024年5月31日 曇り時々雨

・2、3日前から漠然と心身の安定において下ブレを感じていたが、本日それが確信に変わった。希死念慮のような破滅的な思考にこそ至らないものの、何事にも意欲を示せぬ無感動状態であり、また人とのコミュニケーションに対してもかなり強めの抵抗感がある。経験から軽度の鬱状態と自己診断。心当たりとしては、日々の小〜中規模のストレスが複合的に作用し、ボディーブローじみて俺の安寧を蝕んでいる事に起因すると思われる。そんな感じで、今回のような場合は何かでかい花火を上げてキチゲを開放するよりも、早急に適切な睡眠を取る方が改善に繋がると判断。もっとも俺の場合、ただ寝るだけの事こそ容易ならざるのであるが。

・追い討ちをかけるようにワイヤレスイヤホンを充電ケースごと紛失してしまった。まだ本格的に捜索を始めたわけではないが、目下、所定の位置にはなかっただけに、焦燥と落胆の念を禁じ得ない。昨夜は確実にあったので、今朝家を出る際に持ち出したか否かが焦点となるが、如何せん記憶が曖昧であり、最悪うっかり上着のポケットにでも入れてそのまま何処かに落っことした可能性も現状では否定できない。実際、過去に一度やらかしたせいでそれなりの出血を強いられた事がある。とにかくこれが無い事にはうっかり、部屋でエロ動画を見る事や女性声優が源氏名で演じているR-18指定のASMRを聴く事すらも適わないので、Qolの著しい低下が免れない。どうしたものか。

・帰宅すると、下の弟が風邪を引いたというので寝込んでおり、諸用で不在の母に代わり少しの間だけ看病に勤しんだ。こうなると鬱だなんだと言っていられない。いちおう病床にあるとはいえ、高校生を相手に、あまり兄貴風を吹かせて甲斐甲斐しく世話を焼くのもどうかと気持ち的には少し躊躇われたが、放っておくのも酷な容態に思えたし、なにより直前に見返した「銀河英雄伝説」で皇帝ラインハルトが激発性膠原病の発熱によって崩御する場面を見届けてからさほど間を置かずの出来事なので、つい肩に力が入り、要らぬお節介を焼いてしまった。幸いにも直近で処方された薬が残っているというので、ひとまずはそれで様子を見て後は引き継ぐことにする。

・こうしたささやかな善行が功を奏したのか、思いもよらぬ所から先述の充電ケースが発見され、無事に俺の性生活が安堵された。結果としてはマイナスだと思っていた内容がゼロに戻っただけで何一つ得たものはないのだが、人間というもの、束縛から解放された喜びや安心という名の快楽の前では、実利などは尽く忘れ去られるものでしかない。おまけに持ち崩した気分も一気に快方へと向かったので、負債とともに前半行の内容が相殺されて何も無くなってしまった。この日記は一日の終わりに振り返りとして書くこともあれば、このとおりX（Twitter）へのポスト代わりに内容がリアルタイム更新される時もある。結果、今日はなんだか起承転結みたいな構成になって良かったね（照）

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