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日記:2024年5月24日 晴れ

・今日は怒ってばかりで愉快な話題はなんも無し。これを読んで不快な思いをされても責任は取れないのでよろしくどうぞ。

・例の気に食わないスタッフからクソみたいな案件と、加えて無理めなスケジュールを押し付けられた事にブチギレてしまい、ほぼ何も捗らなかった。俺が以前に「日程を組んだ後に言うな」と苦言を呈した事への反省から、事前に打診するようにしたとか宣っていたが、当てつけも甚だしく一層に気分を害した。ただ、向こうの言い分もなまじ正論ではあるだけに、その場で感情のまま反論する訳にもいかず、結局、小一時間ほど返答を保留した後、出来うる限り理知的な対話に努めた。目下、「善処しますが」と前置きしつつ、懇々と不可能な理由を説諭したところ、満更、話が通じないわけでもなかったようで、一応その場に限っては穏当に決着した。ただその際、持ちかけておきながら「嫌な事は無理にやらなくてもいいんですよ」などとなに食わぬ顔で言われた事に対しては、どの面下げて、という思いでやり切れない。本当になんなのこいつ。

・それはそれとして、クソみたいな研修はばっちり入れられてしまった。あれ、嫌な事はやらなくてもいいんじゃなかったか。俺が労働に携わりたくない要因のひとつは、このように「建前」と称してみんな平気で嘘をつくから。その研修も内容そのものはごく簡単であるが、それゆえに主観的には意義を見出せず、いっそ人を舐めているんじゃないかと思えるものである。これまで仕事のやり甲斐などいう概念とは無縁のつもりでいたし、寝ているだけで給金が入るならいいじゃないかと思ってすらいたが……なるほど。左遷や閑職に追いやるという懲罰が懲罰たり得る事情が今更ながらにわかった気がする。僅かでもプライドのある人間に対して無為に時を浪費させるというのはかなり効く仕置きであろう。俺のように自尊心だけが肥大化して能力に乏しい人間など生きているだけ辛い世界だ。

・ここ数日は寝られないながらもなんだかんだと充実していただけに、今日一日の外し方はそのしっぺ返しと言わんばかりで精神的に大きな負荷が掛かった。金曜日でもなければ耐え兼ねてオフィスを飛び出していたかもしれない。しかもそれに追い討ちをかけるようにして、今まで必死に視界に入れるまいと対写輪眼戦術の応用で逸らし続けてきた愚弟の顔をうっかり直視してしまい、目が腐った。これが自分でも思っていた以上に苦痛で、今でも眼球を取り外して洗浄したい気持ちでいっぱいである。まだしも毒虫の死骸でも見る方が気持ちがいいとまで考えたところで、ああ、俺は本当にこいつ嫌いなんだなと再認識した。その点、今の担当もかなりどっこいの所まで来ているが。許せる人間になりた〜い。

コミカル要員だと思ったら超ガチだった描写


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