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日記:2024年8月5日 晴れのち雨のち曇り

・個人的な出来事としてはあまり語るべき所はないものの、株価が歴史的に暴落したり、売れっ子のタレントが失言で炎上したりと世間的には話題に事欠かない一日だった。いずれも当事者の間では「史上もっとも長い一日」と語り継がれるであろう。知らんけど。

・まず失言の方から行くと、どうやら裏垢の誤爆という説があるらしい。結論から言うと、「裏垢であっても特定個人を名指しして悪口を言うのはやめよう」という至極真っ当な常識に行き着く事になる。その辺のハナタレ小僧ですら知っている当たり前の理屈であるが、これを言うと意外な事に「善人ぶってる」などと的外れかつ浅はかな批判が飛んでくる。西村博之「あなた馬鹿です」。これはなにも倫理道徳的な価値基準に照らしてそう結論づけている訳ではなく、色々と理由がある。

・まずひとつ、率直かつ明確に他者からの人格評価に悪影響を及ぼす点がある。なんだかんだ上述の倫理面に回帰するのだが、「陰口を叩く」という行いそのものが、世間一般にはアイサツをしないニンジャと同じくらい忌むべきものとされているからだ。

・勘違いしないように断っておくと、人の悪口は(自己責任の範疇において)いくら言ってもいい。無論、道徳的にはあまり善くはないのだが、人間なんだから多少は言いたくはなるだろうし、対面で誰かと笑い合う分には物質的なログも残らないので、その場のノリで流される事も多い。しかしそれを「陰」で言う卑劣さ、卑屈さが好印象を与える事はまずもってない。せいぜい身内と思っている相手に(ああ、この人こんな根暗な事するんだ)(相手には直接言えないんだ)(なんかトラブったら態度翻してこっちにも同じ事してきそう……)などという不安を徒に植え付けるだけである。

・ましてSNSの鍵引用などはまったくの論外であり、これに関しては今まで界隈を問わず少なからぬ被害に遭ってきた俺に言わせれば、それだけで人格評価が2ランクはダウンする。たとえそれが自分の嫌いな相手に対する内容だったとしても決して気のいいものではない。しかしそうと分かっていてなお裏垢のフォローを返すのは、単に義理と「興味」からである。(ちなみに下記のツイートには3件くらい鍵引用がついた)

・もうひとつは「他者に致命的な弱みを握られるリスク」である。最もシンプルな誤爆の例は本日見た通りで、特に誹謗中傷への風当たりが著しいこのご時世、社会的な地位名声が一瞬にして失われるという悲惨な末路を辿った著名人も少なくない。

・じゃあ誤爆しなければいいだろうと考えるものも実際いるだろうが、当然そんな奴らの浅い思慮など先回りして潰していく。大抵の場合、裏垢などというからには信用した相手に見せるものであるが、まずこの発想に行き着いた時点でジ・エンドだ。なぜなら自分以外の他者というのは須らく全幅の信用には値しないからである。

・厳密にはこれに関しても語弊がある。なにも誰彼構わずに心を閉じろと言うのではない。ただ、いくら親しい間柄と言ってもクレジットカードの暗証番号などをみだりに教えたりしないのと100%同じ理屈である。なにしろアカウントの中身を見せた相手とトラブった時、ないし気まぐれの悪意で晒されたら内容によっては容易に社会的な破滅を約束される代物である。正直な話、俺個人とて義理があるうちは積極的には拡散したりしないと神前に誓えるが、それでももしもの時の切り札としてスクショに残すくらいの事は平気でやる。これが忌み嫌いつつフォローを返す最大の理由とも言えるが、さて、あなた方は身内の中にこのような人間がいる可能性を想像出来るだろうか?

・或いはそうでなくとも当人の与り知らぬところで破門状めいて回され、最悪の場合は気が付いたら界隈から放逐されているなんて事すら起こり得る。かのHIKAKINも言っていたが、どんなに鍵をかけたって形として残る以上はどっかから漏れるのである。リテラシー的にもひとりふたりならまだしも、3人以上に明かしていればまず間違いなく内通者がいてどこかに流出していると仮定すべきである。そんなリスクに照らしてまで、自分の名誉と人格を傷付けることのメリットや如何に。

・要するに「人の悪口は最低限ログが残らない場所か、或いは本人の目に触れるところでそれとわかるように言え」という事である。無論、敢えて口にするからには世間的な風当たりは厳しく、ラインを間違えると開示請求からの訴訟コンボを食らうが、それが自分の発言に責任を取るという事でもある。なにより年齢を重ねれば重ねるほど、無責任な発言や行動といったものがたちどころに信用を損なうようにもなるので、なるべく若いうちに痛い目を見て、こんなSNSからさっさと足を洗いましょう。

・株価が吹き飛んだ記念に軽く投資の話もする予定だったが、文字数多いので割愛。長期はとにかく周りと比べず己の型を整えて死なないようにだけ意識しましょう。でも“イザッテトキ”は運と直感でポジションクローズする柔軟性も忘れないように。僕はスキャルピングとデイトレードには絶対に手を出しません。


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