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日記:2024年4月29日 晴れ

・肉フェス遠征は3日目の最終日を迎えた。今朝もいつも通り秋葉原スタート。目当ての演者まで多少の時間的猶予があったので、昨日のリベンジも兼ねて暫しその辺を散策する事にした。基本的にオタク向けの店が開くのは11時以降なのでウインドーショッピングの甲斐はあまりないが、今日は祝日なので街全体は早くからでもそこそこ賑わっていた。

・駅前namcoの店頭ビジョンでは「シャニソン」のゴールデンウィーク限定の告知動画が流れていた。都会だ……。以下のようにユニットの垣根を越えた真乃と浅倉の絡みは、内輪のファンコミュニティでは数年前から「とおまの」として希少な接点からカップリングとして強引に結び付けられていたが、それがいまや公式で宣伝動画をリリースするまでになるとはね。

・後は完全にYostarに制圧された中央改札のショップを眺めてブルアカのコスモを高めつつ、ラジ館の中を軽く一周。そして数年ぶりに「野郎ラーメン」に着席するに至った。いよいよ二郎系全般が険しい年齢に突入しており、健康寿命の為(長生きしたい訳ではなく、苦しみの果てに死にたくないという一心)にも二度と行かないと誓ったはずだったが。

野菜炒め定食(大盛り)
¥1180

・実は昨夜、例の鰻に行き当たるよりも前に、たまたま通りがかったこの店の「野菜炒め」の文言に(空腹の限界も手伝って)強く心惹かれた為に入店を決心したものの、営業時間の都合からけんもほろろに断られるという悲しい出来事があった。それを屈辱に感じた俺はわざわざこうして開店凸に間に合うよう、スケジュールを一部組み直して臨む事になった……などと剣呑な事を言いつつ、実際は単に諦めがつかなかっただけなのだけれど。

・遠征中は基本的に後先を考えず、その場その場の欲求のまま行動し、結果として栄養バランスが完璧に破綻することが多い。日ごろは粗食に努めざるを得ない分、逆に日常から逸脱した範囲では何をやってもいいと思い込んでいるのだ。ただ、そうした経験を何度か繰り返していると、大抵の場合、滞在が2日目を迎える頃には高確率で指がささくれ立つ事も理解している。摂取する内容が炭水化物に大きく偏り、たんぱく質とビタミンが欠乏するためであろう。よって肉と野菜を一度に多量に摂取できる完全栄養食として、この脂と化学調味料に塗れた二郎系の野菜炒めは最適解と言えるのだ。理屈より先に身体がそれを欲しているのだと本能で理解した。なお不足を補うに当たり、明らかに過大な脂質と塩分の摂取は必要経費として今回は度外視とする。

・さて、気になるお味の程は、まぁ初速こそかなり良い感じにギアが回っていたが、その分、舌の慣れと温度低下のペースも速いので後半はまぁ、うん……という感じだった。どうせ身体には良くないのだから、もう少しエッジを利かせてもいいんじゃないかと思って卓上のニンニクを回し入れてやったから、今日現場が同じだった人には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

無銭で配られていた

・本日の肉フェスはフリーのDJブースにではなく、有料ステージの方に用があった。体力激ローカツゲンのあまり、本当なら見送って昨日の時点で帰ろうと直前までは思っていたのだが、タイテを確認するほどに敢えて逃すにはあまりに惜しく、後ろ髪を引かれすぎて毛根から抜け落ちそうになったため、結局は居残る事にした。そして、それはずばり正解のムーブであった。

・nonocのアニソンに始まり、「ラブライブ!」声優の相良茉優や、今年の1月に現場声出し禁止レギュにも関わらず強すぎるセトリでオタクをドカ湧きさせてしまったZAQ師匠、リハーサル無しで挙げ句に流血してまでファンサしてくれた亜咲花24歳、てらしーなど外れ値のアニサマより余程に強いメンツで落としたら一生の悔いが残るほどの体験であった。特に野外アニクラ勢の端くれとしては彩音の生「コンプレックス・イマージュ」という、これ以上にない実績解除の機会に恵まれた事を語らずには居れない。ちなみに「色々な所でDJさんが流してくれている」という事実については本人の知るところであるらしく、あらためてコンイマナイトに思いを馳せるなどした。タマキさん……見てますか、俺たちからオヤシロ様(彩音)に捧げる奉納演舞です。

・最後まで居ようと思えば不可能でもなかったが、やり残しを清算して明日以降の活力を充填する意味でも早めの撤収を選択した。指定席の都合上、余裕は見ておきたいし、遠藤正明のターンで死ぬほど跳んだ(少なくとも会場にいた人間の誰よりも高く)ので限界だった事もある。それと実のところ“MADKID”という名前にあまりピンときていなかったからこそ選べた択でもあるが、去りゆく俺を後目に流れるのは猿でも知ってるようなあの曲だったために、「これかぁ〜!」とか一人で喚きながら帰る羽目になった。

・アキバに戻って鰻day2。今回は折角なので一番良いやつ(うな重特上)にしてみた。それでもこの内容で2000円を切っているため相変わらず破格は破格であったが、俺とした事がご飯を大盛りで頼むのを失念していたために、結果的には昨日よりも全体的な満足感で下回る体験となってしまった。皆さんが訪れる際は、余程に鰻が好きというのでもなければ、うな丼ダブル(1100円)の方がトータルコスパでは上だと思います。

うな重特上+肝吸い
¥1980

・あまつさえ、うな丼とうな重の区別って本当に器の差(結果として後者の方が鰻の含有量が多くなるから高くなる)だけだと頼んでから知って苦笑い。まぁ普通に美味しいから許せるけど。

・あとは余った時間で虐げられたオタクの行き着く果てのカタコンベこと、メロンブックス秋葉原本店に礼拝に訪れたり、スマホを落としただけなのにSIMカードが読み込みエラーを起こして発狂するなどした。本来、自分で設定した月の遊興費として宛がっても良い予算の範疇を超過しているが、おかげで物理的な制約を除けば、やりたかった事の殆どは達成できたと思う。思い思いに行動した結果なので当たり前と言えば当たり前だが、予め財布に入れていた以上には卸すこともなく無事に帰り着けるだけでも遣り繰りが上手いな、と自分でもちょっと感心している。総じて今回も良い旅、良い経験であった。イベントのレポートは気が向いたら挙げると思うが、ひとまずこれにて〆とさせて頂く。お疲れ様でした!

・末尾になりますが、遊んでくださった皆様に感謝。またどこかの現場でよろしくお願いします。

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