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日記:2024年5月29日 晴れ
・今朝は学園長から頂いた10連チケで花海咲季さんをツモ。アイマスの各ブランドを代表する、いわゆる「信号機」ポジションにあって例になく尖った性質に心惹かれていたため、釣果としては極めて大きい。元々はライバルポジションを期待されたという造形を敢えて丸ごとひっくり返す発想の逆転には喝采をもって報いたい。ソロ曲も現在までに実装されている中ではもっとも好みに近いし。ただ欲を言えば、チケットではアイヴイを回せないので、どうせくれるというのならやはり石で寄越してもらいたかったのはある。
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・本日の業務は幸か不幸か、特に何をするでもなく昼過ぎには放逐されたのでそのまま可処分時間に加算しておいた。クラスのみんなには、内緒だよ! ただ、流石に直帰するのは些か具合が悪いので、一応の義理で外回りという体裁だけは最低限に保ちつつ、適当に映画までの時間を潰した。
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+小ライス少なめ ¥1180
・悲痛なメニュー改定の告知から一夜明けて、即着丼。おそらくは食い納めになるであろうと、昨日の内から心に決めていた事である。この店は不定期営業で、しかも開店の告知が当日、X(Twitter)の鍵垢にポストされるのみという京都でもいっとう変わった運営方式。しかしながら全国有数の激戦区の中にあって長年に渡って営業している有名店である。この店の看板は箸が立つほどのドロドロスープと厳選されたこだわりのチャーシュー、そして「小」であっても普通の店の「大」に比肩する量のライスだ。
・曰く昭和のスタイルで、味のクォリティはさる事ながら価格に比して過剰なまでのサービス精神で盛ってくれる良心的な店だが、それも令和の時代の奔流には抗いがたく、ついには閉店の危機に瀕したために改定を余儀なくされたという。まぁ落ち着いて考えてみたところ、この味を極めるのに掛かるコストだけ想像してみても、むしろ今までが安すぎたのだと思うが。また、このような事になった一因には、盛るだけ盛って食べ残しをする不逞な輩の存在もあるらしく、彼奴らに代わって良心が裂けるほどに痛んだ。このように他者の善意の上に胡座をかく質の悪い人間は、昔よりも確実に増えていると思う。許し難い。かといって俺などに出来ることはあまりに少なく、せめて出された物を完食して「美味しかったです」とひと言添えて店を出る事だけであった。ごちそうさまでした。
・「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」を鑑賞。別に誰がおすすめしていたからというのでなく、もともと予定に入っていた事であるが、たまたま水曜サービスデーで安かったので前倒し。本当のところは今日は映画なんて観るテンションではなく、一刻も早く自室のベッドに身を横たえて陰茎を擦りたい気持ちでいっぱいだったが、結果はまぁ良作であったので満足。
・作品の性質上、ネタバレも何もあったものではないが、軽く内容について触れておくと、画面中央のジャングルポケットを一応の主役として、あとはひたすらウマ娘が走るだけの映画である。「走りたいから走る」、「勝ちたいから走る」、誇張抜きにそれが全てだ。ゆえに本作を観るにあたって以前に放映、あるいは上映された作品は別に見なくていいし、ゲーム本編をプレイしている必要もない。予備知識が完全にゼロでも劇場にさえ飛び込めば、最高アニメーションが貴方を出迎えるであろう。一方で、個人的な印象としてはウマ娘のオタクよりも、むしろ史実の競馬ファンの方がより深く没入できるような作りではあるような気がした。
・基本的には出来の良い作品であるが両手離しとはいかず、特に主演のキャリアがまだまだ浅く、特に山場で芝居の音圧に欠ける点は没入感において(私的には)看過できないものがあった。裏を返せば、上坂すみれと小倉唯の二人が脇を固めた事によりもたらされた牽引力の高さに舌を巻く結果でもあったが。音響の整った劇場であればともかく、安っぽいシアターで観るととにかく粗が目立ってしょうがなかったので、音に関してはなるべくなら妥協しない方がいいんじゃないかと思う。もっとも一般的には重箱の隅をつつくような細かい事であろうし、実際にそうした感想が観測範囲で流れてこない以上、ほとんどの人は無視できる範疇に収まっているのだろうけれど。
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