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日記:2024年5月16日 通り雨、晴れ時々曇り

・今朝は曇天からのドカ降り。すわ低気圧症か、と危ぶまれたが、引くほど一瞬で止んで太陽が顔を出す。「ストーンオーシャン」の終盤に時の加速が始まったみたいだ。さりとて晴れ渡ったかと思えば、数kmちょっと移動しただけでもたちどころに曇り空が広がるので、なんだかキモい天気だったな。

・人とのコミュニケーションにいちいち本質を見出そうとしたら勤まるものも務まらないが、なんの感情も伴わない事務的な褒められだけは、いっそされない方がマシなくらい苦手だ。いや、実際はそれすら無ければ中長期的には不満に思うのだろうが、だとしてもどうでも良さげにあしらわれると、かえってバカにしてんのかとの思いが強くなる。子どもが一生懸命に作った何らかの成果物を、テレビから一切目を離さずに「よかったね〜」とか適当に褒める親とかやっぱ嫌じゃん。社の人は親でもなんでもないのでそこまでの義理はないとしても、ほら、人として互いの成果に対し最低限のリスペクトとかさ〜……。グチグチ。その点、うちの読者は有形無形に皆褒めてくれるので大変励みになるぜ。いつもありがとう、野外のレポート溜まってるけどどうか見放さないで……。

・ここの所は疲れた身体に鞭打つ形で、ほぼ毎日いちごジャムを作っている。作り過ぎてもはやインターネットに書く事さえもない。蓮のラーニングもろくに済んでないのに、冷蔵庫の占有率と可処分時間が圧迫される一方なのでそろそろ負担に感じているが、そうは言ってもまだまだ畑の苺は際限なく湧いて出てくるし、腐らせるのも忍びないから手を止める訳にもいかない。苺が人間を食べている! いっそ砂糖漬けにでもすればいいのだが、妥協の出来ない性分なのです。

・とはいえ作ってばかりで消費が追いつかなければそれも無意味なため、畢竟、いちごジャムを用いた何らかのレパートリーも徐々に増えていく。今回は妹の中でにわかに流行っていると思しきお手製のスコーンを肴に、遅めのアフターヌーンティーと洒落込んだ。

・経験上、料理の分量や加減はざっくばらんでもそれなりに通じる場合は多いが、こと製菓に関してはその限りでなく、僅かな加減に左右されるために常に決まった分量と手順を踏襲することが求められる。その点、日ごろの生活態度が極めてガサツな我が妹には到底務まらない作業であると言える。実際、結果から言っても生地がもそもそとしていて、スコーン単体の出来としてはとても合格点を出せる代物ではなかったが、それを押して余りあるホイップとジャムの相乗効果によって着地はプラスであったため、そういった負の感想は敢えて口にせず呑み込んだ。そうでなくとも人が作ったものに対するダメ出しは、それが求められていない限りは直ちに関係に亀裂が入るため、可能な限り避けるのが無難であることは言うまでもない。まぁ俺は避けたところで既にLINEをブロックされているためどうにもならないのだが……。


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