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日記:2024年6月17日 曇りのち雨

・最近のマイブームはネバネバした食い物。人によっては甚だ罰ゲームみたいな組み合わせであろうが、めかぶ×納豆が美味い。とろろ芋も美味い。本来であれば昨夜は一食のうちにいずれか一方を選ぶべきであったのだが、“迷った時は一挙両得”を旨として信念に殉じた結果、完全に食べ過ぎて胃もたれを起こした。お互い消化に良いもの同士のはずなのだが、単純な物量に相殺されてマイナスに傾いたらしい。おかげで下してこそいないものの、わりと深刻なまでにダメージが継続し、今日も半日ほど絶食してもまだまだあと二日くらいは何も腹に入れたくない感じだ。皆様も食べ過ぎにはお気を付けて……。

・この所はあたかもやる気がないかのように見せつつ実際なかったのだが、そのような意思とは無関係にギアを上げすぎてしまい、先週の時点で今週分のノルマにまで中途半端に手を付けてしまったせいで、早くもやる事がなくなってきている。とはいえ、あからさまに終わりました感を出していると、本当にやりたくない事まで振られるのは目に見えているため、今日は急ぎではない別の作業に従事してそれとなく時間を潰した。露骨なサボタージュでないだけ感謝してほしいくらいだ。

・巷では賃金の2〜3倍以上の成果を上げなければ社としては損失であるから、せめてその分の義理を果たせだの、自ら進んで新しい事にチャレンジする姿勢こそが社会人として求められる在り方だのと謳われている。実際、利潤を追求する団体としての本懐やそれ以上に事業継続そのものの意義としての観点からは完全に正当かつ切なる要求なのだろうが、それでもやはりいち個人的にはまったく知った事ではなく付き合う道理もない、まさしく“そっちの都合”というやつである。

・勿論、契約である以上は応分として自分が思う最低限の義理は果たすつもりでいるが、加えて自発的に取り組む分には、それこそ給与体系そのものが2〜3倍の水準にでもならない限りは到底納得のいくものではない。或いはそのように所得倍増を志すからこそ、先んじて己から働こうというのであろうが、残念ながら俺自身は生まれもって報酬系が上手く働かない脳機能の事もあって、その辺りの志向についてはあまりピンと来るものがない。仮に先払いだとしても、その分の責任がプレッシャーとして覆い被さるだけで質のいいパフォーマンスの担保たり得ないであろう。要するに向いていないのだ。

・もっともそんな事はハナから分かりきってはいたのだが、それでもいつかどこかで折り合えるのではないかと淡く期待してもいた。しかし現実は学びを深めるにつれ、むしろ理屈と経験を通して、より一層向いていない事への実感が深まるばかりの皮肉な有り様である。真摯な勤め人からすれば、ここまで俺が述べた事などまったく堕落した言い訳のようにしか映らぬだろうが、ほんのちょっぴりでも、自分自身を客観視した上でこのように結論付けざるを得ない者の悲哀も想像していただければ幸いに存じます。本音を言えば、稼げる男に俺もなりたかった。


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