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伊豆下田にワーケーションして感じたこと

7泊8日でワーケーションしたのでポエムを書きます。職場の同僚と4人でワーケーション施設に行きました。

■概要■

ワーケーションの説明

ワーケーションとは観光地などでリモートワークを行うことです。 

イノベーター・アーリーアダプターな方々はすでに当然のようにやっていると認識しています。コロナ対応でのリモートワークの普及に伴ってアーリーマジョリティ層にも広がり始めているのではないかと思います。


リモートワークが今後どれくらい主流になるのかは分かりません。

 ただ、ある程度のボリュームの人たちが自分自身がリモートワークできることが分かってしまった以上、「どうせなら郊外で」「せっかくなら観光地で」というような流れは大なり小なりあるのかなと思います。


Living Anywhere Commons(LAC)の説明

私が所属している会社が運営しているワーケーション施設群とコミュニティです。


使われなくなった施設を再利用している点、居住者自身に掃除や施設運用などいろいろやってもらう点で低コストで運営するコンセプトです。 

社員はお試しで宿泊費無料で泊まれるので、一番設備が充実していそうな伊豆下田の拠点に行ってきました。

伊豆下田拠点はたくさんの一人部屋と二人部屋が少しあります。一人でも行きやすそうです。 


■良かった点■

環境

伊豆下田は港町なので魚が美味しかったです。金目鯛が推されていたので海鮮丼とか寿司とか煮付けとか食べました。 

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橋からは川の流れが見えて、海岸からは海が見えます。天気のいい日の海はとてもきれいでした。 

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また窓を開けると気持ちいい風が入ってきて、気持ちが良くて幸せな感じでした。

のどかな環境で仕事をするということ

都会と地方では時間の進み方の感覚が違いました。それは美しい自然の景色を見ることでそれぞれの人がのどかな感情を感じているだとか、交通量が少なくてストレスの少ない環境に居ることでリラックスしているだとか、地産地消の新鮮でおいしい食べ物をたべていて幸せだ※とかの要因で人々の意識がゆったりとしているんだと思います。 

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そういう環境で仕事をすると普段よりもリラックスして幸せに仕事ができた気がします。

 ※味覚は数値化できないので、旅の感動による心理効果や、東京にも美味しいものはあるけど高価すぎて普段食べてないだけという可能性もあります。

仕事が捗る

圧倒的集中モードに入っているフロー状態の実現には、ある種の混乱が有効という話があります。いつも同じ環境で仕事をしているとマンネリ化してしまうため、意図的に環境を変えるとひらめきやすくなったり気づきやすくなったりするという話です。 


また前述のとおり環境が良いのでストレスなくリラックスできます。 

これらの観点から、ととのった状態で仕事ができたのかなと思います。

仲が良くなる

チームビルディングの観点でも役立ちました。職場の同僚をプライベートの領域である旅行に誘うのにはかなりのハードルがあります。しかし、ワーケーションであれば仕事の関係性のままで誘うことができます。 

一緒に生活すれば(単純接触効果などで)必然的に距離が縮まり、心理的ギャップを埋めることができます。テレワークが主流になって物理的なコミュニケーション不足によりチームワークが低下する恐れがあるなら、一緒にワーケーションするのは効果的かもしれません。

天気を選べる

短期滞在ではある種のバクチみたいなところがあって、滞在中ずっと天気が悪かったみたいなことが起こりえます。その点ワーケーションでは、滞在期間を1週間程度に設定することで、滞在中に天気がいい日が存在する確率を上げることができます。 

天気のいい日に合わせて有給を取ることで(気軽に取れることが前提ですが)、天気のいい日に観光することができます。今回の旅では雲ひとつ無い快晴の日に有給を取って観光することができました。

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■Living Anywhere伊豆下田のいい所■

仕事環境が整っている

Living Anywhere伊豆下田はレジデンス棟とワーキング棟が別れています。 

ワーキング棟にはそれぞれ4人が入れる部屋が4つと屋外スペースがあり、落ち着いた環境で仕事をすることができます。数は限られているもののアーロンチェアライトと19〜23インチくらいのディスプレイ(+HDMIケーブル)が4台ほどあり、必要最低限の仕事環境は確保されていると言えます。

キーボード、マウス、usbハブは持参しました。

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またレジデンス棟の入り口にはコミュニティスペースがあり、交流したい人はこちらで作業していました。

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生活しやすい

Living Anywhere伊豆下田は町中にあります。

 徒歩数分のところにショッピングモール(東急スーパー、ダイソー、しまむら)がありコンビニ(ローソン)も近くにあります。

 コンビニの有無でワーケーションの難易度が変わると先輩が言っていましたが、そういう意味では超イージーモードです。 観光スポットも近くにあり観光しやすいです。 

またキッチンがあるので自炊もできます。

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他に洗濯機や乾燥室、シャワーなどもあり生活する上で不都合はありませんでした。もちろんwifi通ってます。

サイクリングができる

電動自転車が2台あり、使われてなければ使うことができます。 

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4人で行ったのですが、ひとりは彼女といちゃいちゃするって言って離脱して、もうひとりはオンラインライブに行かないといけないって言って離脱したので、残った2人で龍宮窟までサイクリングしました。 

Google Mapによると片道30分だったのですが、アップダウンが激しく結構な山道でした。坂が激しくて爽快感は無かったのですが、登りきった達成感の後にきれいな海が見れて満足感がありました。

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バーベキューができる

バーベキュー用品(七輪、炭、ランプ)を借りることができ(※ひとり500円)、屋上でバーベキューができます。屋上には電源すら無いので下の階から電源を引っ張ってきたりして手作り感満載です。 

屋上からは川が見え、見晴らしもいいです。開放感のある田舎の町中の雰囲気を味わうことができます。都会ともキャンプ場とも異なる雰囲気で思い出になりました。

DIO(Do It Ourselves)の思想を持つ自由なコミュニティ

今回は閑散期に来てしまったのと、主に同僚と行動してたので、コミュニティとの交流に関しては残念ながらなんの成果も得られませんでした。 

一番人が集まるのは夏で、10人くらい居たみたいです。長期滞在の方もいて、1年いる方や3ヶ月いる方もいらっしゃいました。 

雰囲気としてはフランクな感じで、一緒に行った同僚によるとLACは大体ゲストハウスだから、バックパッカーの文化があるって言ってました。


■ワーケーションのデザートとしての熱海■

伊豆下田には新幹線も特急も使わず熱海乗り換えの普通列車で行きました(4時間4000円)。

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温泉の名地と名高い熱海に実質交通費0円で行ける機会なので、チェックアウト後に熱海に寄りました。Fuuaに行ってみたかったので行きましたが控えめに言って最高でした。

温泉に入りながら海と空が一望できてやばかったです。景色が最高なので日が出てるうちがいいです。あまりに良かったので夜までゆっくりしていました。

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■まとめ■

ワーケーションのメリット

ワーケーションのメリットとは、ボリュームディスカウントなのではないかと思います。つまり仕事と休暇と観光をひとまとめにして体験することで、個別に体験するより交通コストを下げてボリュームディスカウントを効かせることができます。また仕事を絡めることで会社からの支援があるのであれば、さらなるインセンティブがあります。

 旅行でなく居住するのであればさらにコストが下がりそうです。

ワーケーションした感想

観光旅行だと2泊3日とかで慌ただしく時間が過ぎてしまいます。しかし比較的長期で滞在するとその土地の感覚をゆったり味わうことができました。今後、都市一極集中が続くのか、地方分散型に移行していくのかは分かりませんが、地方で働くことを体験できたのは良かったと思います。 

東京は東京で人がいっぱい居て設備が整っていて活気がありますし、地方はゆったりしてていいです。限界効用逓減のことを考えると定期的にスイッチするのは最適解の1つかもしれません。

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