長編小説を書くときの流れ
長編小説(8万字~)を書くときの流れについて、今はこんな感じでやっています、という一例です。
1 ネタ出し
B5の無地ノートに書きたい内容をざっくりと書き出します。
本当に適当に好き勝手に書きます。展開の流れや、こんな感じのキャラ…という設定をざっくりと書き出していきます。
「こんなのが萌える」とか「こんなセリフ」とかを何でも好き勝手に書きます。
モチーフと話の最終的に行き着くところのイメージなどが固まるまでぼんやりと書き続けます。
2 プロット
メモ帳のファイルをdropboxに作り、ざっくりと書き出します。
終わりまで一応きちんと書きます。でもこの時点のプロットは終わってみるとほとんど違うことが多いです。
結局は書きながら考えるので、ざっくりガイドライン的なものです。
3 本文
本文を書きます。これも新しいメモ帳のファイルに頭から、ざくざくと書き出していきます。
プロットの時点で一応何字ぐらいの話になるかは目安をつけているので、その文字数を目指してどんどん書いていきます。
とにかく終わりまでたどり着くように、詰まっても書き続けます。
プロットも見ながらやりますが、だんだんかけ離れていきます。
辛さもあるけれど一番楽しい作業です。
基本的にメモ帳でそのまま書きますが、気分を変えたい時にはVerticalEditorというエディタを使って縦書きにしたりします。
VerticalEditorは縦書き・横書きどちらもできて、文字数等も見やすいので使いやすいです。
wordを使わないのは、あくまでテキストファイルをメインにしておいて、iphoneからも書き直しをしたいからです。
iphoneではアプリのtextforceを使って、電車の中など時間が空いた時にちまちま直しています。
脚本家の木皿泉さんが、人間には本能的にまとめようとする習性があって、破綻の方が意識的にさせようとしないとできない、と言っていたのですが、本当にそうだと思います。とにかく書けば何とかなります。
4 寝かせる
しばらく寝かせます。お話の事は忘れてひたすらゲームをしたりします。最近はundertaleでボロ泣きしました。
5 改稿
印刷物を作成するときにはIndesignを使用しているので、テキストファイルを流し込み、PDFを書き出します。
それをdropboxに入れて、iPhoneやタブレットでアプリのSidebooksを使いながら読み、赤を入れます。
ガンガン赤を入れていく→PCで直す、というのを何回か繰り返します。
できるだけ新鮮な気分で読むように時間を空けたり、カフェに行ったり、デバイスを変えたりして何度も読みます。
だんだん気が滅入ってきて早く別の話が書きたい…としか思えなくなります。。
もうこれ以上は直せない、と思ったら入稿します。やっと別の話が書ける!最高!1に戻ります。
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