ブルースを弾いてみよう

皆さんお疲れ様です。

週末はゆっくりできましたか?
我が家は、外食する機会が少ない代わりに、夫婦で買い出しに行った肉で焼肉をやりました。
「どうせもう出かけないから」と、昼から酒!大人の贅沢を楽しみました(笑)

さて、今回はブルースについてお話したいと思います。

ギターを弾く上で、ブルースを避けて通ることはほぼ無いと言っていいと思います。こう言うと
「ブルースって楽しいか?」
「どの曲も同じに聞こえる」
「チョーキングやビブラートばっかりでつまらない」
と言う人もいたりします。

他方、R&BとかEDM、ヒップホップ、FUNK、JAZZなんかが好きな人達は「待ってました!」と思うかも知れません。

世間一般では、ギタリストは「ブルースをやった方がいい」と言われます。何故でしょうか。
1 最大公約数的な音楽だから
2 音使いがシンプルで自由度も高い
3 現代音楽の基本だから

それでは、一つずつ見ていきましょうか。

1 最大公約数的な音楽だから

例えば、こんな会話があるとします。
「ひろふみさんって、ギターやってるんでしたっけ?どんなの弾くの?」
「メタルとか、弾きまくりインストですよ」
「僕も弾くんだけど、ビートルズとかだから、そういうのわかんないやごめん」
会話終わっちゃいましたね。ちーん

では、こんな会話になったらどうでしょうか。
「ひろふみさん、ギター弾くんですよね。何やってるの?」
「弾きまくりインストです」
「いいねえ。ぼくもビートルズとかやっているんだが、ちょっとブルースで合わせてみようか。キーはEで!」
と、セッションが始まります。

このように、ブルースは違うジャンルでもギタリスト同士で合わせたり会話したりする事ができます。
特にエレキギターでは「やっていない人の方が少ない」くらいじゃないでしょうか。
違うジャンルのギタリストからの発見という学びも得られます。是非やった方がいいです。

2 音使いがシンプルで自由度も高い

ブルースと言うと「大人の音楽」「難しそう」と思われそうですが(実際、若い頃の自分もそうでした)、とてもシンプルなものです。
基本的には、ペンタトニックスケールとブルーノート(m3, ♭5, m7)を組み合わせて、即興中心になります。

こう言うと難しそうに聞こえますが、これらは「主に」それらの音階を使っているというわけであって、例えばナチュラルマイナースケールやメジャースケールを使ってもいいわけです(ゲイリー・ムーアやカルロス・サンタナ、SLASH等が弾いている泣きは、ナチュラルマイナーを多用していますよね)。
ブルースは大抵、コード進行が似通っていて、そこに演奏家が自分達なりに音を乗せていきます。ナチュラルマイナーを使うと泣きっぽくなるし、メジャースケール中心だとPOPになります。7thの音を多用するとリッチー・コッツェンのようなオシャレな感じに、アウトした音を入れるとアラン・ホールズワースの様なインテリジェントな感じになります。
こうした自由度の高さから、特にアドリブの練習には最適なのでは無いかと考えます。また、多くの事を「楽しみながら」学ぶ事ができます。

3 現代音楽の基本だから

上記のように、ブルースはいろんなギタリストが、その音楽の基礎としています。自分はアドリブも作曲も、始めたての頃はブルースロックから入ったものです。
現代音楽のルーツになる音楽なので、ここで学んだ事は、いろんな場面で役に立ちます。

嘗ては、バロック音楽等に見られる対位法(各パートが、独立してメロディを持っているもの)で作曲されていました。しかし、現代音楽の大半が、その対極にある和声法(コード進行に乗せて音楽を作る手法)を取り入れています。
これは、主にブルース等で使われていた和声法の生産性が高く評価された結果だと言われています。

ブルースの勉強から得るものは計り知れません。ここで「やってみようかな」と思ったら、

好きなブルースの名演を見つけてみましょう。

自分は、ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」、レッド・ツェッペリン「Tea for One」、ジミ・ヘンドリックス「Little Wing」等が特に好きです。
ギタリストの先輩から「これいいよ」と勧められたりするかも知れません。今聞いている音楽以上にハマってしまうかも知れませんよ😌

今回は以上です。いかがだったでしょうか。
良かったらTwitterのフォローとYouTubeのチェックもお願いします。また、ツイキャス等で配信もやっているので、遊びに来ていただけると嬉しいです。

それでは、最近天気悪いですけど、体調管理には気をつけて!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?