コロナ禍でNoteを始めたものの、すぐに書かなくなって早3年以上たちました。 その間に、COVID19で規制を繰り返しながら終息していったり、ウクライナで戦争が始まったり、エネルギー危機が起きてインフレになったり、社会情勢が変化しただけでなく、プライベートでも、娘が自活生活を始めたり、パートナーと結婚したり、娘が大学に入学したりと目まぐるしく変化しました。 娘も大学生活3年目に入り、来月から日本の大学に半年間交換留学に行きます。 娘が日本での留学にこだわった根源ともなるア
つい先日、日本で誹謗中傷が原因で自殺したという痛ましい出来事がありました。そのこともあってか、今でもあるひとに中傷し続けているという女性のインタビューがありました。なんでも、ある有名なひとを嫌いになってから、そのことばかり考えるようになってしまい、なんとかして順風満帆な彼女の生活を壊すべく非難を送り続けているということでした。 わたしは、ネット上で誰かと衝突した経験はありませんが、ひとを憎んだことはあります。 例えば、わたしはデンマーク人の元夫の前妻が嫌いでした。今思うと
久しぶりに劇場まで映画を観にいきました。1週間前に映画館は再開しましたが、プレミアになるはずだった映画のほとんどが延期になっている中、去年日本ですでに上映されていた「天気の子」がデンマークに来たばかりだったのでそれを。始まる前は画面いっぱいにコロナの注意喚起が表示されており、「世界は変わってしまった。だからわたしたちも変わる。」とあり、映画にもかぶっているような気がしました。 新海誠監督の前作「君の名は」と共通するのは、世界を司る大きな力の存在です。いずれも、神社が不思議な
このCOVID-19に関しては、国によって対応が異なるのもまた興味深いと思いました。医療崩壊を起こさないのと経済の影響を最小限にするのとある意味対立してしまうことを双方バランスとりながら、前代未聞の事態にそれぞれが模索していったと思います。 南欧のようにかなり厳しい封鎖を強いた国もあれば、スウェーデンのように経済活動を優先しほぼ制限のない国もあります。デンマークは、死者が出ていなかった早い段階で封鎖を決めたものの、外出制限はなく比較的自由が保障された状態でコントロールされて
わたしがデンマークに来てもっとも課題になったことのひとつが、「ひとの尊重」です。これは今も課題といっていいかもしれません。 これに関しては数えきれないほどたくさんのエピソードがあるのですが、とりあえず娘に関することでその例について述べたいと思います。 女の子だったら典型的な過程といえるのでしょうが、娘は11歳くらいのときに難しい時期がきました。 おしゃれに目覚めて、毎朝化粧をするのに1時間とかかるので朝ごはん抜きで登校することもしばしばだったり、試合でほかの女の子と一緒
わたしは若いころとても受け身な人間で、やるべきことをやりながら、楽しいことをたまにやって、特に情熱もないまま淡々と過ごしていました。 大学三年生のときに、金属の結晶構造と物性の関係に関する講義を受け、鉄の磁性が結晶構造によって変化するというシンプルな現象になぜだかとても感化され、図書館にこもって書き上げたレポートは最上の評価を受けるに至り、4年生に進級する直前のときに何の迷いもなく、その講義を担当した助教授の先生の講座に入ることを決めたのでした。そして、3年生の終盤で就職活
デンマークに在住の47歳のエンジニアです。アメブロで15年以上ブログを書き続けていましたが、そのプラットホームのありかたに疑問を抱くようになり、ここで思うことを書きたいと思い始めることにしました。 2003年30歳になって1週間後に3歳の娘を連れてデンマークに移住、デンマーク工科大学博士課程に入学、離婚とデンマーク人との再婚を経て、2007年に博士号を取得したのちに現在つとめるエンジニア系コンサルタント会社に就職、2013年に二度目の離婚をし、40歳にして人生の再出発が始ま
