人生の挫折とプログラミングの挫折
こんにちは、ELOOP運営チームです。
24才にして教育者、エンジニア、起業家としての側面を持ち、様々な経験をしている高尾代表に、プログラミング教育にかける想い、挫折の経験、全ビジネスマンに必要な心得を熱く語ってもらったので、三回に分けてnoteに投稿させていただきます。
今回は、株式会社ELOOP 創業者の高尾敦代表への取材の第2回目の投稿となります!!
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高尾 敦
〇経歴
私立海城高校→東京大学農学部
IT企業やスタートアップでの新規事業の立ち上げを経験した後、
教育業界に根ざす「不」を解消するためにELOOPを創業。
〇実績
・大学2年次に大学生限定プログラミングコミュニティ
GeekSalonを立ち上げ、2年半で東京・京都2拠点、計1000名以上にプロダクト開発を通じたプログラミングの楽しさを伝えた。
・私立海城高校、放課後プログラミング講座特別講師。
大学生としては日本で初めてiPhoneアプリ開発の授業を学校で実施。
・「プログラミング教育界の革命児」として、東大Umeetから取材を受ける。
〇Twitter 〇過去のインタビュー記事
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Q.高尾の今までの人生で一番辛かった事は?その時の乗り越え方は?
A.大学2年でちゃんと単位を取り切れず、留年を経験した時でした。
それまでは、周りの期待に応えることを人一倍大切にしており、特に若いうちはその姿勢を貫きたい、という信念を持っていました。
しかし留年したことで、親や親戚などの周りの人の期待を裏切り、正規のレールから外れたと感じ、「自分はこれから何がしたいんだろうか」と、自分に何度も問いかけるようになりました。
でも、「自分がこれまで学んできたこと、経験してきたことは世界で起きていることのほんの一部だけなので、自分自身のこと・社会のことをもっと知って理解できるようにならないと、将来的に自分がやりたいことが何も見えてこない」と思うようになりました。
それと同時に、留年した自分に対していろいろなアドバイスをしてくれたり、イベントに誘ってくれた人がいたので、全て「YES」の回答で色々な企業の就活説明会やインターンに参加しました。
特に大きな転機となったのは、日本最大級の中高生向けプログラミングスクール創設者、増原大輔さんに出会ったことでした。
そもそも自分が初めてプログラミングに触れたのは大学2年の時で、授業で電卓のプログラムを作る機会があったものの興味が湧かず、友達のコードをコピペして課題提出していました。しかし増原さんとの出会いをきっかけにスマホアプリを作ったことで、実際にそのアプリにユーザーが生まれ、プログラミングの楽しさを初めて実感しました。
こうした情報や人との出会いをきっかけに、教育家として社会に貢献しようという思いを固め、大学生限定プログラミングコミュニティ「GeekSalon」を立ち上げ、そこでの学びから、実践型プログラミング学習サービス「ELOOP」の着想を得ました。
(過去の参考記事はこちら)
Q.高尾代表がプログラミング学習などで挫折した時、どのように対処しましたか。
A.学習で壁にぶつかった時、やることは大きく考えて二択しかありません。
それは「①調べる」と「②人に聞く」です。
「①調べる」に関しては、情報源を殆どネットに頼っていますが、ここで適切な情報リテラシーを持っているかで大きな差が生まれます。
「ネットで調べても解決せず、挫折した」という人の特徴としては2つのポイントがあります。
一つは必要な情報が何かを自分で分かっていないこと。例えば、二次関数の問題でつまずいた時に、二次関数そのものがわからないのか、解の公式がわからないのかで調べ方は大きく変わります。もう一つは、必要な情報の入手方法が分からないこと。例えば、自分が欲しい情報はどのサイトに載っているのか、そのためのブラウザや検索方法の工夫など、調べ方を考えて工夫することです。
情報はマッチングが何より大事なので、情報を適切な人に届けるためにどう工夫すべきかという考え方は、情報を発信する側も常に意識する必要がありますね。
次の、「②人に聞く」について。人に直接聞くというのは、ハードルが高いと感じてしまう人もいるかもしれないですが、それは自分をさらけ出すことに恐怖を感じているからです。
自分も最初は人に聞くことにとまどいを感じていました。でも、実際に今まで会ってくれた人はいい人ばかりでした。いい人というのは自分の自己開示をしっかりと受け止めてくれる人。もちろん自分の考え方を否定してくる人もいましたが、それは自分の考え方との違いを指摘して教えてくれるという意味でとても貴重な存在でした。人間関係で一番キツいのは、自分の存在を"無視"されることだからです。
そういう考え方ができるようになってからは、人に相談する事を自分が必要と思うなら積極的に行っています。
まとめ
大量情報社会で自分のスキルを伸ばしてく為には、情報収集力が重要だというのはとても共感できますね。検索については誰もが毎日当たり前のように行っていますが、そのやり方を改めて意識するという発想は新鮮でした。人に聞くということも、間違ってはいけないというプライドを捨て、どんどん相談する人のほうが成長できるという事を教えていただきました。
次回のテーマは、悩める社会人必見の「キャリア選択の考え方」と「巻き込み力の磨き方」についてです。
今後ともELOOPをよろしくお願い致します!!