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いつもバカを見るのは正直者だけれど。

この世の中は正直者がバカを見やすいように思う。

就活は企業に合わせてうまく嘘をつける人は内定をたくさんもらえるし
数字を大きく見せた方が営業の受注率は上がるし
長ったらしくて内容の無いパクリサイトが検索の上位に上がる

グレーなことをしている人やルールを破った人がルールや締め付けをさらに厳しくする。

ここ数年でGoogleの検索のアルゴリズムが変化したり、薬事の広告表現が厳しくなっているのも、

元はといえば、どっかの会社が

本当に困っている人の検索ワードからビジネス的な情報に誘導したり、

痩せてる時の写真をアフターとして撮って、そのあとに太らせて写真を撮り、あたかも痩せたように見せたからだ。

今まで、本当に効果のあったいいものを伝えたくてビフォーアフターを載せていたブロガーさんやサービスの人も巻き込まれて、必要な情報の表現まで厳しくなってしまった。

正直に、誠実にやっている人ほど苦労しやすい世の中だと思う。

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弊社の社長が口すっぱく言っていることがある。

「本質的なことをしよう」

最初は本質ってなんだろう、と思っていたけど、最近はこの言葉が何をするにも私の意思決定の軸になっている。

うまく見せるとか小手先のものではなくて、そのものやサービスが本当に必要とされているか、価値があるかというものを考え抜く。

本当に価値のあるものなら必ずいつか必要とされる時が来る。

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結局、何事も本質的で正しいことをやるべきなんだと思う。

根拠のない情報や小手先だけの方法で検索順位を上げてきたWELQなどのキュレーションサイトは批判を受けてクローズしたし、

Googleのアップデートでは身を重視するようになって、小手先のSEO対策で上がってきたメディアは淘汰されるようになった。

嘘で取った内定は、結局やりたいことと違って離職率は上がるし、小手先の数字だけで取ってきた受注先は長く取引は続かない。


短期的に見ると正直者がバカを見るけど、長く見た時に本当に価値のあるのは正直に、本質的で正しいことをやることだと思う。

正直で、不器用で、遠回りして、報われないなぁ、なんて思っている人。

あなたの正しさは価値だから、自分を信じて正しいことをやっていこう。

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