”人に期待すること”は誰も幸せにしない
「期待してるよ」
上司や尊敬している人に言われたら嬉しい言葉。
でも、人に期待することは誰も幸せにしないのではないのか、と思った出来事があった。
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誰もが人に期待することがある。
例えば、この人は必ず協力してくれるだろうとか、この人はこのくらいの質のものを納品してくれるだろうとか、帰ったらパートナーがご飯を作ってくれているだろうとか。
かくいう私も、仕事やプライベートで「このくらいはやってくれるだろう」とか「これは常識だから言わなくても大丈夫だろう」と考えて、期待通りのものが返ってこないと言い方がきつくなったり、感情的になってしまう。
私がチームのメンバーと衝突した時に、すごく温厚(そうに見える)上司に言われたことがある。
「なんでイライラしたり、感情的になってしまうんだろうね」
私は、相手にこのくらいはやってくれるだろうと思ったものが返ってこない時に感情的になってしまう、と伝えた。
「期待すると、期待のものが返ってこなかった時に”裏切られた”という気持ちになってしまうから、自分の心が疲れちゃうよ」
そうか、私は自分勝手な基準で人に”期待”という名の”希望”を押し付けていたのか。
自分勝手な期待を相手に押し付ければ、相手は嫌な思いをする。
そして何より、自分の心が疲れてしまう。
こういう「人に期待をしてしまう」という傾向は、仕事ができる人や頭のいい人に多い。
そういう人は自分にも厳しいし、完璧を求めてしまうので、すでに心が疲れやすいのに、人に期待をして”裏切られた”ということが重なると、さらに心が疲れてしまう。
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部下やチームのメンバーにイライラしてしまう
パートナーにイライラしてしまう
そんな人は一度”人に期待すること”をやめて、相手の行動や返答に対するハードルを極端に下げてみよう。
”人に期待していない”と言うと、すごく冷たい人だと勘違いされてしまうかもしれない。
でも本当は、”期待しないこと”は相手を傷つけないこと、そして何より自分の心を守る一番の方法なんだ。
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