【入院日記】　「七週目　１０月７日」

　今朝も早朝から採血があり、スピッツ六本分の血を採った。その後はあまり眠くならず起きて院内のコンビニに買い物に出かける。

　今日は午前中のうちは天気も良くて腰痛で苦しむ事はなかった。朝食の後もパズルを解くなとで時間を過ごしリハビリへ。

　リハビリのメニューは月曜から変わらずで歩行訓練も最後までできた。リハビリから戻るとデイルームで写経、PCでブレストなどをして過ごしていた。今こういったことをデイルームでやっている時が一番落ち着くのだが、よくわからない人たちが集まって大声で話していることもあって正直このご時世では迷惑だ。

　部屋に戻ると外科から呼び出しがあり診察へ。以前診察予約をしていたのを日付は覚えていたのだかすっかり忘れていた。前回受診したときはもう次は退院後の事だとばかり思っていたのに、まだ退院もできずにいる。

　外科の後は整形外科にも呼ばれて行ってみると新しいコルセットの採寸だった。完全オーダーメイドなので体型をメジャーで測るだけではなくて型をとるのだ。まずはラップで胴体をぐるぐる巻きにし、その上からギプスを巻いて型を取る、なんとも大がかりな作業。コルセットの完成は来週水曜日とのことでまずはその時までは入院が延びることとなる。そう考えただけでも至極不快に感じる。それまでの間はとにかく行動には注意が必要ということでもある。

　採寸の後部屋に戻って遅い昼食をとる。昼食後はしばらくうとうととしていたが再びデイルームに行って今度はブログ更新。昼からは一般の見舞いも来るのでデイルームも多少は賑やかになる。でも今日の午前中は何だったのだろう。

　午後からは雨も降り出して決してコンディションは良くない。時間が経つに連れ腰の痛みも強くなってきたが、PCのバッテリーが大分減ったので一度部屋に戻って充電。その僅かな間で急激に腰が痛くなった。

　見舞いに来た妻が帰るとデイルームで写経などをしていたが、消灯で部屋に戻ってからは激しい痛みに見舞われた。今でも痛くてたまらない。退院というか社会復帰はこんな痛みが起こるうちは不可能だと思っている。

　病気はほぼ治った。腰以外は。担当医もこれは自信を持って言っている。しかし腰ですべてが止められている。これまで考えていたとおりになってしまった感じだ■

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