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呼んでるタコスと呼んでないモヒート

明けましておめでとうございます。年が明けた気がしません。
止めまくってすいませんでした、きくちが書きます。

「タコスがおれを呼んでいる!」
ということで、4年越しの念願叶って行ってきましたメキシコ。

2020年2月にメキシコ&キューバ旅を計画して、さて航空券手配するか~ってところでパンデミック発生。最初強行しようかとも思ったけど、帰って来れなくなったら困るので諦め、2023年ようやくです。



以前ここでの日記でも書きましたが、わたしはタコスが一般常識として認識される前から(←ここ大事)自宅でタコスを作り続けてきました。


最近では長池さんが我が物顔でレシピを引用しまくっているので、ほかの社員から「きくちさんもタコスすきなんですね」なんて言われる始末。それおれのレシピ~!!!!!
著作権侵害で訴えようと思うほどです。



今回はアメリカ経由でメキシコ入り、そのまますぐにキューバに飛ぶ予定で航空券を買ってました。



キューバとアメリカの関係はとても複雑で、アメリカから直接キューバに入るには大使館で面接して取得するビザが必要だったりとにかく大変なんですね。

https://www.aa.com.br/i18n/travel-info/international-travel/cuba.jsp?locale=ja_JP




 だからアメリカ→メキシコ、メキシコ→アメリカの往復券を買い、メキシコ→キューバ、キューバ→メキシコの往復券を別で買ってたんですよ。

仕事バタバタで出発10日前ぐらいにようやく航空券だけ買って、あとは適当に現地で宿探せばいつも通りいけるし安心~なんて思っておりました。

キューバって最新の情報まじで少ないし、大使館もいつ空いてるとかHP情報古くてこまるんだよな~・・・・・

?!2021年からキューバ入国経験者はアメリカに入国できない・・だと?!

https://www.cu.emb-japan.go.jp/files/100402406.pdf




アメリカのビザ取るには多分10日ぐらいかかる・・・今4日前・・・無理じゃん・・
てことで、帰りのメキシコ→アメリカ→日本の便を捨て、別でさらにメキシコ→カナダ→日本の航空券を購入。直前だったこともあり14万した。片道なのに。泣いた。

でもまあちゃんと調べてなかった自分が悪いから納得するしかなかったし、割とすぐ立ち直れたんですよ。



でも問題はこのあとで起こるわけです。

ロサンゼルス空港着いて、宿泊はしないけどトランジットが14時間ぐらいあったから、なかなかアメリカ来ようと思わないしせっかくだからハリウッドとか散歩しに行こ~って、ベタな観光を楽しんだんです。

そして空港に戻って、さてメキシコ行きのチェックインするか~とおもってカウンター行ったら

「機材が急遽変更になったんですが、座席数の少ない機体になってしまったためお客様はご搭乗できません」

と。えええええ?そんなことある??これが世に言うオーバーブッキングですか???(厳密にはオーバーブッキングではない)

もしここで、次乗る予定だったメキシコ→キューバ行きの飛行機が1日空いて翌々日とかなら「まあ、困るけどしゃーないか」ってなるけど、そうじゃない。

「メキシコ着いたらその日のうちにキューバに飛ぶ飛行機なんです!無理です!」
って拒否ったけど、「どうしようもないんですよね・・」って困った顔するだけのスタッフ。英語だからまだ伝えられるけどそれでもなんか絶妙なニュアンスが伝わらなくてもどかしい・・
向こうもメキシコ系の英語使いなので意思の疎通がもどかしい・・・

粘ったけど「ごめんカウンター混んでるから行くね!ホテル探しとくね!ホテル見つかったらアナウンスするね!」て言ってどっか行っちまいました。



その後、2時間たっても呼ばれない。もう深夜2時。深夜の空港はまじで寒いんです。

寒さも限界だし、航空会社のカウンター行って「あの・・・ホテルまだすか・・?」って聞いたら「・・・?(なんのこと?って顔してる)」

おい、確実にわたしのこと忘れてただろ。


そのあとすぐホテルの連絡先書いたメモ渡されて「ここ行って!すぐ近くだから歩いていけるよ!」と。
グーグルマップで検索したら徒歩30分。時刻は深夜2時半
中目黒30分歩くならいいんだよ。だがここはロサンゼルス。中目黒ではない。


昼間歩いた時。なんもねえ〜



歩けるわけねえだろ!こえーわ!
でもロスのuber(まあタクシーみたいなもんですね)は高いし・・
調べたらホテル行きのシャトルバスが出てるみたい。とりあえずいつ来るかわかんないけど待ってみるか・・・



来ない。全然来ない。時刻表もない。
たぶん40分ぐらい経ったころかな、それっぽいシャトルバスが来たので乗車しました。待ってる間、まわり誰もいなくて一人なのに明らかにやべー人が大声出しながら行ったり来たりしててビビってた。アメリカ怖い。

ホテル着いて事情を説明したら「OK!航空会社から連絡もらってるよ!」ってことでやっと安息の地。

無駄に広くて割と高級ホテルをあてがわれた



まあそのあと色々あったけどありすぎて一生書き終わらないので割愛します。

結論として、キューバにはまた行けなかったわけです。
ここまで行けないってのが続くと神様に行くのを止められてるとしか思えなくなってくるよね。キューバ行ったらわれ死ぬんか?

でも必ずリベンジします。合計20万円以上捨てたのに行けなかったは悔しすぎるので!!!


あとから調べたところ、オーバーブッキングのような対応&販売は航空会社の正当な権利として認められてるらしい。
よって、航空会社を訴えることも返金してもらうことも出来ず、泣き寝入りするしかないとのこと。

LCCなんかは特に、安い運賃で座席を提供しているわけだから、乗客をなるべく詰め込んで常に満席で飛びたいということなんでしょうね。

航空会社にフライトのオーバーブッキングを許可することで、消費者の選択肢が増え、運賃が安くなります。今日の業界慣行では十分に管理されており、航空会社はより良い収益管理を行うことができます。
航空会社がオーバーブッキングをすることが許されなくなった場合、運賃はおそらく値上がりします。なぜなら、航空会社は空席のコストを消費者に転嫁しなければならないからです。

overbooking (IATA)

過去にも「自分は大丈夫でしょ~」っておもってたロストバゲージに遭って、バックパックが行ってもいないスイスに届いてたことがあったので、オーバーブッキングも自分の身に降りかかることは大いにあることを実感した。
(この事件により、その後は一切荷物を預けず、機内持ち込みのみの荷物で世界を旅しております)


安さをとるか、確実性をとるかは個人の好みですがよく考えて航空券を選ぶことをおすすめします。

ちなみに予定を詰め詰にさえしなければオーバーブッキングになってもほぼダメージないので、こんな目に遭っても懲りずにきくちは今後もLCC多用していくつもりです。

話、戻ります。

アメリカ編はとりあえず、ロサンゼルスの治安最悪といわれているレッドラインにも乗れたし(各国のメトロには乗っていくスタイル)、昔に来日した時アテンドしたトムクルーズ(←これは一生自慢してる)のサインも見つけられたのでハリウッド満喫出来てよかったです。

なかなか見つからなかった



ちなみにレッドライン、わたしの苦手なパリのメトロとも違ったヤバイ雰囲気がすごかった。
午前中なのにめちゃくちゃラリってる二人組に隣と前に座られて(周りの席はガラ空き)、ずっと「Are you married?」って聞かれ続けたw

とりあえずそいつのこと跨いで黒人のおっきいお兄さんの近くに逃げた。

ベルリンのメトロもまあヤバいやつはいつも結構いるんだけど、なんかヤバい種類がちがったな。

でもまあ夜は乗ってないからわかんないけど、昼間なら別に乗れなくはないと思いました。

潜る前のユニオンステーションの平和風な駅前
(写り込んでないところにホームレスめっちゃいる)
最初人全然いなくて、え?雰囲気こわ、ってなった時


ちなみにトランジットでのハリウッド観光も思い付きだったからロス着いて気づいたんだけど、最近は(特にアメリカ?)はテロ対策で空港で荷物預かってくれるところがない!さらに近隣にもない!コインロッカーなどどこにもない!

荷物少ないとはいえ、バックパック邪魔だし重いな・・・とおもってググったら、電話して荷物をピックアップしてくれるサービスを発見!

サイト見る限りほかの会社より安そう(でも詳細よくわからんな・・)ということで一旦電話することにした。

どんなに海外旅多くても国際電話って緊張すんのよな。そしてアメリカンネイティブの聞き取り苦手。

でもまあとりあえずかけてみる。

「荷物預けたいんだけど、いま空港のターミナルBにいて・・」
「OK!ターミナルのどの辺にいるの?」
「入口の〇番あたりで~」
「OK!5分後に着くよ!クラクション鳴らすからそこにいて!bye!」

あっちゅう間にきてくれた。30ドル。高いw
でもまあ全てが高いししょうがないね。相場は知らん。

観光後に荷物ピックアップする時間を伝えて、その後はWeChat(久々に使った)っていう中国版LINEでメッセージのやり取りして合流。
遅刻しちゃったけど追加料金取られずに良心的でした。

このご時世、国によっては荷物預け難民になりかねないのでどこか行くときはご注意を。(そもそもトランジット観光ってシチュエーションがそんなにないね)
観光客風味を消した方がいい国はいっぱいあるので、大きな荷物をもって観光するのはやめようね!約束だよ!



また長くなっちゃったからメキシコの感想。

わかっちゃいたけどタコス屋多い!選び放題!
みんな朝ごはんで仕事行く前に屋台タコスしてたり、昼も夜も屋台タコスしてて、もちろんタコスレストランもたくさんあるんだけど、屋台がアツいんだろうな、という印象を受けました。



トルティーヤは薄くて柔らかくて、自分で作るとなかなかそういう風にはできなくて、いろんなタコス屋のぞいて研究しました。

ちょっと質問したりしてみたけど、コーン100%でやってるところは少なくて、小麦粉混ぜてるところが多いんだね。つなぎ的な感じで。


メキシコイチうまいタコス屋、さすがの手際のよさ



具材に関しては、いわゆるタコミートみたいな店はほぼなくて(というか行った店にはどこにもメニューとして存在してなかった)、ホルモン系が思いのほか多かった。「目ん玉」とかあるところも結構あった。メキシコすげえ。

タコミートに近いのはmixtureっていう細切れ肉のミックス的なやつかな~。
でもトマトベースの味付けではなかった。日本でよくあるミートソースみたいな味付けはどこで生まれたんだ??

メキシコで一番うまいといわれてる店。ほんとにうまかった
トッピングは基本セルフで、サボテン置いてあるところが多い

サボテンってめかぶみたいなんだよね。茎わかめみたいな触感で、ちょっとねば~ってしてる。おいしかったしタコスに合う。


牛タンタコス
グリーンチョリソータコスのポテトトッピング
吊るされて輝くチョリソーたち
注文ミスって出てきた豚ロース?のタコス



ここはネトフリの「タコスのすべて」スアデーロ篇に登場したタコス屋さんで有名店。牛タン(後ろ左)がめっちゃ厚切りで美味かった。

メキシコでのファーストタコス
どこの店もトルティーヤが日本で食べるのとは段違いでしたわ





きくちの一番のお気に入りはカリカリに焼いたトリッパのタコスでしたね。
ほんっとにおいしかった。

めちゃ狭い店内、いつもは外にも列ができてる店
トリッパのタコス一番気に入った

https://maps.app.goo.gl/T9KdKUjMAxAyJND58




メキシコシティは、いわゆる観光エリアを歩いてもすぐ飽きちゃったのでローカルエリアで生活垣間見るかんじの散歩が個人的にはおすすめです。

もちろん危険なエリアは行く前に必ずリサーチして入らないように。どの国でもそうだけど。


でもメキシコシティー歩いてておもったのは、ちょっとエリアが変わるだけでシティ内でも全然街の雰囲気が変わるんだな~ってこと。
ちょっとバス乗って歩いて、って移動する中で、にぎやかな観光地、ボロボロな道路のローカルエリア、高級住宅街とレストラン、都市型の自然公園などなど、いろんな顔があって興味深かった!

散歩の醍醐味をメキシコでも感じられて満足でした~。

ちなみに観光エリアの中心地以外は、意外や意外、まじでアジア人がいなくて、かつてないほどに注目を浴びました。


忘れちゃならないルチャリブレ。子供のころからプロレス好きでみてたので、絶対見て帰りたい!って念願叶ってのルチャリブレ。
飛行機ずれて見れなくなるところだったけど、なんとか現地でチケット買えたので観戦。
日本のプロレスとはまた違うかんじのエンタメだった。一人だし言ってること全然わからんかったけどめっちゃ笑えた。エンタメは言葉の壁を越える。





あとメキシコでもこんなに日本のアニメが席巻してるのか・・・とちょっと泣きそうにすらなりました。
あのジャンプラ発のスパイファミリーもメキシコの地でこんなに大きく・・・



泣くぜ。

あらためて日本のアニメは誇りだな、とアニオタはムネアツでした。



いつもは海外行くときsonyのα7sを持っていくんだけど、メキシコだしな、狙われたくないしな・・とおもってOptio H90というpentaxのオールドコンデジを引っ張り出して持っていきました。

スマホより小さくて軽くて見た目もかわいくて、2010年とかのカメラなんだけどまた最近人気らしく高騰してるっぽい。

iphone12miniとの比較。それでもこんなに小さい



スマホとかフルサイズカメラでは出せない絶妙な味が出ていいんだよねー。
適当に撮って、ブレて、そのブレ感もすき。だから敢えてブレも生かすのが好みである。
あとはひたすら今回の旅の記録貼ります!

映画007のOPで使われたホテルエントランス
来たかったIN-N-OUT@ハリウッド、店員さんがみんなめっちゃよかった
店内も外もなんとなくオールドスタイルでよかった
100億年ぶりに飲んだ
有名なソカロ広場、めちゃ広い
マヤ文明ですからね、ピラミッドあります
たのしそうな女性警官のみなさん
まさかメキシコで半紙を見つけるとは
このバスの乗り方だけがどうしても分からんかった。次回リベンジする
空中に浮いてる本棚の図書館



長すぎた!
つぎはどこ行こうかな。

See Ya!

ではネクスト原パイセンおねがいします!
今度はどんな一面がみれるのでしょうか!


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