質よりも量

次くるチャンスに備える時間


久々に波に乗りたくて、でも体力自信なさすぎて
いつもより長めのファンボードで遊んだ。

私は、波乗りしてる時間
必ず思い出す記憶がある。

私は、数年前に見た景色が人生で一番思い出に残っていて未だにその「最高」と感じた記憶を超えるものに出逢えていない。


誰かと一緒にいた時間、でもなく
誰かと過ごした時間、でも
ヒトが創り出したもの、でもなく


【 何もない 】その景色を人生で最高だ、
と感じた記憶。


早朝、3:30。
太陽がまだ登らない静かな首都高を通り
一人で車を千葉まで走らせた。
当日の朝6:00にサーフィン仲間と現地集合の予定だったが、私は1時間ほど早めに海に到着し、一人で時間を過ごした。


薄暗い中、波の音しか聞こえない
だーーーー…れもいない海辺で
不思議と恐怖もなく、笑


念入りに準備運動をして、
海へ一礼して、1ラウンドをしに、海へ入る。

※海へ一礼する理由の記事はこちら💁‍♀️
https://www.instagram.com/p/BlAOpoqhCEV/?igshid=1ge70dijklvro


波待ちするポイントを見極めて
私は、いい波をずーっと待ってる。


朝日が昇り始めて、海の表面に光が反射する
自然な波打つ連続と海でしか創り出せない光沢が広がり、光沢の先には透き通った海水の中を
泳ぐ魚が見える。

穏やかな波音と、
私の背景で波が割れる音に耳を澄ませながら
次くる波を待つ。


ふと周りを見渡すと、もちろん、誰もいない。
遥か遠くに見える車の位置で自分の位置を確認する。


そして太陽が水平線上に現れた瞬間、
一気に海面を光で反射させ、隅々まで照り渡った。
世界中で、地球のお風呂を私一人で独占している気分だった。


聞こえてくるのは波の音だけ。
満たされたことがないくらい、
満たされた時間だった。


視線を波に戻して、いい高さの波がきた瞬間
パドルで波を掴む準備に入る


その時の波の強さや
パドルと波のタイミング
パドルの継続数
ボード上の姿勢
周りに人がいないか
そして乗る先を見つめる視線


全てのタイミングが重なってようやく
波に立つことができる


だから波に乗れる時って
半端ない達成感に見舞われる。

つまり言いたいことは、
人生と一緒だな、ってこと。


波がチャンスだとして
その波を掴んで乗るまでに、どうやってクリエイティブするか、が重要。

波に乗るために、その板に立つことを決めなくちゃいけない。これをよく打席に立つ回数を増やせっていうんだけど、まさにこれか!と思ったわけで。

質にこだわる前に量(数)にこだわることで、自身の成長とともに、あの人は〇〇ができる人なんだ、っていう自分自身のタグ付けにも繋がってるのか、と。


実践しないと意味がない。
でも、それは自分の意思決定でしか動かすことができない。


今の時代は時間がない
もしくはヒトが時間を作ろうとしていないか
何かに奪われているのか。

ヒトはいろんなものを背負いすぎてる
身につけすぎて、時に疲れすぎてる
時に自分を攻め過ぎたり、
自分を大切にすることを
忘れちゃう。

だから誰かから満たされようと
しちゃうんじゃないかな。

人生の本質はもしかしたら
何かを身につけていくのではなくて

本来は削ぎ落として、軽い状態で
何も飾らない状態でいて、いつでも
動ける状態に準備をしておく方がいいのかも。


波を待ってる時、次くる波のことしか
考えてない。

次は絶対に「あの波に乗る」っていう気持ちと
タイミングと、乗るポイントと
パドルにその瞬間をかけてる。


これは全て、自分の意思決定でしか
現状から変えることはできないから、
だから失敗しても、その波を掴むまで
実践し続けるしかない。


諦めない限り、波待ちをして
乗りたい波が来たらそこにパドルで駆け込んで
乗る。その場数を踏むこと。今の私にはもっともっと重要だと思う。

チャンスへ備える時間は、どんな瞬間も
必ず繋がってるんよ、って海に教えられた感じ。


Elliy
xxx


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