効率よく勉強するには.
日々,研究をしていると分からないことだらけになるので勉強が必要になります.知識があれば研究ができるということを断言することができませんが,「研究」という営みはやっぱり膨大な知識があった方が優位に働くということは断言できます.
最近の私の悩みは,新たな研究テーマを見つけたはいいものの,私の勉強不足で必要な知識,技術が足りず,読むべき論文を見つけてもそれを読みこなせるレベルに達していません.もっと基礎的なところからインプット,勉強が必要だということを思い知らされました.
そこで今回は自分の行動を振り返る意味で,「効率よく」知識を増やすにはどうしたらいいかということを考えてみます.
1. 参考になる情報は多いほどよい
最近ひろゆきのYouTube動画で,知識を増やすにはどうしたらいいかというスパチャの質問に対して「ウィキペディアでもみたらいいんじゃないですか?勉強になりますよ?」と数十秒程度であしらっているのを見つけました.
ビール飲みながらのライブなのでその場のノリでしゃべっているのでしょうが,酔っ払いに知識を効率よく増やす「魔法」なんてないという事実を突きつけられた気がしました,,
ですが,私自身,研究していて分からない専門用語に出会ったときはもっぱらグーグル先生に問いかけます.論文はもちろん,大学のレポート課題を書くときにウィキペディアを引用するのはアウトですが,勉強なら何でもありなのでウィキペディアをガンガン参考します.
ウィキペディアはいわゆる百科事典のインターネットバージョンみたいなものですが,情報の宝庫です.特に英語版のウィキペディアは日本語に比べてかなり洗練されているように思います.
同じ用語でも自分の頭にすとんと落ちる説明でないとなかなか頭に残らないので,納得するまで何回も記事を読んだり検索をかけ直すとよいでしょう.
また,英語についてですが調べたい用語を英語で検索すると,日本語のサイトにはないようなきれいにまとまったサイト,プロ市民が書いたまとめサイトなどがしばしば引っかかり,手に入る情報の「質」が圧倒的に上がります.
2.分からないこととの付き合い方.たくさん悩んだら機が熟すまで待つ
勉強というのは困難の連続です.参考書を読んでも分からないということがしばしば生じると思います.ときには問題集の解説,答えがあるにもかかわらず書いてあることの意味が分からないという状況もあるでしょう.
そんなときに私が心がけていることは二つ.一つは分かろうと精一杯,頭をひねること,脳みそをしぼること.何が分からないから詰まっているのかを冷静に考える,困難を分割することを意識して,本やインターネットの情報に当たります.
それでもどうがんばっても分からないとき.二つめに心がけていることは,とりあえず分からないことは飛ばして先に進むことです.ずっと分からないことに悩んでいても精神的に辛いだけで,勉強すること自体へのモチベーションが下がってしまうのでとりあえず悩んでいたことは水に流して先に進みます.
人生は長いマラソンだとよく言いますが,勉強もマラソンみたいなもので,歩みを止めてしまったらおしまいです.途中でひざが痛くなったらペースを落としたり,サロンパスをスプレーして気を紛らわしたりして先に進みます.どんな手段を使ってでもゴールまで走り続ければ良いのです.勉強も同じように,ちょっとやる気が出なければカフェに勉強道具をもちこんでコーヒー片手に取り組んでみたり,ちょっとでも楽しめるように工夫すると良いと思います.
研究の息抜きにコンビニの100円コーヒーを買いたいと思います.サポートいただけると幸いです.