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終活を後回しにすると必ず後悔します!!

2022年12月の時点で私の母は足が痛くて歩くことは減っていたものの、頭はしっかりとしていました。
それがたった1か月ほどで時間の感覚が狂ってしまったり、おしゃべりだったのにあまり話さなくなってきました。

2か月後にはトイレの粗相が増えて来たので、オムツをすることも増えてきました。
言葉の理解もできないことがあり、おへその位置がどこなのかもわからない状態に。

3か月後にはとうとう、食事を取ったことがわからない状況になってしまいました。
介護認定2となったのでデイサービスを利用するようになったのですが、ここで食べたはずの食事を、自分だけ食べていないと主張するのです。
食事をしたことは覚えているが、何を食べたのかを忘れた。
これなら問題ないのですが、食べたこと自体を忘れてしまうのは、確実に認知症の症状です。

80代の2人に1人は認知症と言われますが、母はまだ70代です。
とてもしっかりしていた母が、正直こんなに早く認知症になってしまうなんて…。あまりのショックで眠れない日々が続きました。

とはいえ、悩んでいても仕方ありません。
現実を受け止め、前向きに母と寄り添っていくしかありません。

幸いまだ文字は書ける状態だったので、今のうちに色んな手続きを済ませてしまわないといけません。
ですが実際手続きを始めると、漢字は書けるがカタカナがわからない状況に…。これでは手続きを行うのはムリかなと一瞬慌てましたが、私がカタカナで「こう書くんだよ?」と書いてみると、やっとカタカナで書くことができました。

まずは母の貯蓄を父から守るべく
貯蓄の半分は外貨建てつみたてにしました。
為替によりますが外貨建てですと、通常は満期まで保有していないと損が出る可能性が高くなります。
目的は【流動性を無くす】ことです。
解約すれば損をするから、「このお金は満期まで動かせない」と、父に伝えました。
しかし父が何度も聞いてくるのは、お金がいつでも使える状態なのか?です。
元々母の財産なのに、当たり前のように使えると思っている父。
家族には一切財産を残す予定は無いようで、少し前に生命保険の死亡保障も解約しました。
ずっと父のギャンブルで苦しんでいる家族には、最後までお返しをしようという気など微塵もないようです。

この際なので銀行も最低限の数にするべく、某メガバンクの母の口座を解約しようとすると、こんなにもアリエナイ対応をしてくるのか?と驚くようなことばかりでした。
この件はまた別記事にまとめます。

「終活もしないとね」そう話していて、結局後回しにしてしまった母。
もしものことがあったときに困るのは家族です。
まだ若いからとか、まだ元気だからとか思って終活を後回しにしてはいけません。人間いつどうなるかわかりません。明日元気でいれる保障なんてどこにもありません。
残される家族のことを想うなら、今すぐ家族が困らないように身のまわりの整理を始めてみてください。

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