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長男の嫁の墓はどこになるのか。誰が決めるのか。
結婚して10年、誰にも言えなかったこと。言ってはダメだと思っていたこと。
それを先日とある方に漏らしたところ「あ、なんだ。言ってよかったんだ!」とホッとした出来事があった。
きっと私と同じような考えの方がいると思うので、どなかたかの参考になると嬉しい。
「長男の嫁はどこに眠るのか問題」
義実家のお墓はとても遠く、私にとっては縁もゆかりもない土地。
初めてそちらにお墓参りをした際に、「ここに娘たちは来てくれないだろうな…」と寂しくなった記憶がある。
私には、死産してしまった姉がいる。
幼い頃からいつもそばにいてくれている気がして、会ったことはないのに夢に出てきてくれることもあるほど、姉の存在が心強かった。
その姉が祖父母と共に眠っているお墓がある。低い山に囲まれ目の前には田畑が広がり、鳥が穏やかに鳴いているその場所が大好きで、「ここがいいなぁ」と幼い頃から思っていた。
ただ結婚後、それは難しいことだと感じていた。
夫は長男であり、義実家は昔ながらの慣習を重んじるタイプだからだ。それが悪いとかそういう話ではない。ただ私が勝手にお墓の場所についてネガティブに捉えていて、誰にも話してこなかった。
話すきっかけを下さったのは、生前整理アドバイザー2級講座の講師の方だった。
姉の近くがいいことを話したら「自由なんですよ。」と言ってくれたのだ。驚いた。
生きている間の選択は、本来全て個人の自由なはずなのだ。
そこでさらに気になっていたことを聞いてみた。
「ペットと入れるところはありますか。」
ペットを飼ってない方には信じられない価値観かもしれないが、遠いお墓に入るくらいなら愛犬たちと一緒にいたい。
現に5年前に亡くなった愛犬のお骨を今だにそばに置いている。それに関しても講師の方は「それでいい」と言ってくれた。“普通は“なんてことは一言も発さないでいてくれたのだ。
そしてその私の問いに関しては、「ペットやご友人と入れる樹木葬が増えてきていますよ。」とのこと。“樹木葬”。言葉は知っていて、ずっと気になっていた。これだ!と思った。
樹木葬とは、法律による許可を得た墓地や霊園にご遺骨を埋葬し、樹木を墓標として故人を弔う方法。(樹木葬のメリットデメリットの詳細は別記事で無料公開としてまとめることにする)
きっとこの先お墓も様々なケースが増えてくると思う。ただ現段階での自分にとっても最適解をどこかに書き記して意思表示しておくことが重要だ。
命尽きたらその先のことなど関係ないのは分かっている。
ただ、示しておくことは家族のためにもなる。何より生かされている内は色々と思い悩むものだからその時々で思いの丈を残しておこう。
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