たかが1ヶ月、されど1ヶ月
静岡県南伊豆町のゲストハウス ローカル×ローカルのインターンを終えた。
1ヶ月ぶりに帰ってきた地元には、新たな飲み屋街ができていたり、よく行っていたお店がなくなっていたり。
たかが1ヶ月、されど1ヶ月。
少し離れていただけのような感覚だったのに。
地元はちょっとばかり姿を変え、疲れてくたくただった私を出迎えてくれた。
地元に変化があったように、私にもほんの少し変化があった。
それは、南伊豆という町が"寄り道できる"場所になったこと。
たくさんの方に出会って、たくさんの優しさにふれて。たくさんの気づきがうまれて、たくさんの望みをもって。
具体的なエピソードは、また別の投稿で書いているのだけれど。
とにかく、予想以上に、"いい"1ヶ月だった。
もう、いま命たえても悔いなし、と言えるくらい。(実際にそうなるのは、すっごくいやなのだけれど。)
本当は、居場所くらいには思っている。
けれど、居場所というと、1ヶ月暮らしていただけの私には、なんだかむずがゆいような気がするし。離れたことを惜しむきもちがつよくなって、寂しさが押しよせてしまいそうだから。
だから、
また帰れる場所。また旅立てる場所。
と考えると、
寄り道という言葉がぴったりのように思っている。
東京へ向かう踊り子号の車内で、私はこの1ヶ月を振り返っていた。
10月以降の暮らし。
これからやってみたいこと。
今後も大切にしていきたいこと。
どれも、南伊豆町に来るまで、1人でずーっと考えていたこと。考えても考えても答えが出ず、途方に暮れ、焦りばかりが募っていたこと。
不安とあせりを背負って、南伊豆にたどり着いた私。
帰り道、私のとなりには、期待と安心がいてくれるようになった。
それは、今後すすみたい道が見えてきたから。
上手くいくとかいかないとか関係なく、南伊豆はどんなときでも、寄り道していい場所と思えたから。
どれもこれも、南伊豆で出会えた方々の暖かさにふれたからこそ、生まれた感覚のように思う。
あっでも。
すべてがまるっと解決しました!とは、さすがに思ってはいない。1ヶ月であなたのお悩みすべて解決できます!っていうものがあったら、きっと人は人生に迷わないだろうし。
今の自分が思う、現時点のこたえを見つけたというだけ。この先、変わるかもしれないし、変わらないかもしれないし。それは、未来になってみないとわからないけれど。
まあでも、その答えあわせは、未来の自分にお任せするとして。
今は、今の自分ができることを、一つずつやっていければ大丈夫なんて、ちょっとお気楽な考えでいる。
早々に地元をはなれ。
明日から、福島県の西会津のゲストハウス 暮らしの宿 ひととき で10日間のインターン。
今度は、どんな日々になるだろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?