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好きな本、好きな作家

外出自粛なので、せっかくのいい天気でもどこにも行けません。買い物の頻度も減らしたら、時間が余るようになりました。スマホのアプリでトレーニングをやろうとしましたが、腹筋という項目が出てきたので無理です。それで読書の時間を増やすことにしました。

私は恩田陸さんが好きで、何冊も読んでいます。読んだのは随分と前なので、あらすじは正確には書けないのですが、私が好きな本を紹介します。「三月は深き紅の淵を」「麦の海に沈む果実」「黄昏の百合の骨」「夜のピクニック」です。

「三月は深き紅の淵を」「麦の海に沈む果実」「黄昏の百合の骨」は不思議な物語です。この三冊は繋がっています。理瀬という少女がでてきますが、彼女が中学生から高校生ぐらいの話です。闇を抱えた登場人物が多くて、引き込まれます。もちろん理瀬にもたくさんの闇があります。

「夜のピクニック」は映画化もされたし、読んだ人も多いと思いますが、高校生のある行事を通して、それぞれの青春が描かれています。私はこの本を読んだころ、何をやっても楽しくない状態になっていたのですが、読んでいくうちにいろいろな感情が湧いてきて、読書の楽しさがわかり、この本に救われた気がしました。だから特別な一冊です。

他には奥田英朗さんの「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」も面白いです。心の病を持った人たちと精神科医のお話ですが、暗い話ではありません。医者の方がよっぽど普通ではありません。ただ笑うために読んでもいい作品です。

柚木麻子さんなら「ランチのアッコちゃん」「本屋さんのダイアナ」がいいです。「ランチのアッコちゃん」は元気をくれる話、「本屋さんのダイアナ」は境遇の違う二人の女の子の友情の話です。

東野圭吾さんもいろいろ読みましたが、今のところは「夢幻花」が好きです。

以上何冊か挙げましたが、これからも読むのでベストは変わります。高校生のころは「赤毛のアン」にはまって「アンの娘リラ」まで全部読みました。何度もです。

書いていたら、子供の頃に読んだ本をまた読み返してみたくなりました。今ならきっと違った感想を持つのでしょう。そのうちに読んでみます。

若いころ、名作と言われる海外の作品を読みましたが、私にはあまり響かないものがありました。でも今ならわかるかもしれないと思って、電子書籍で買って読んでいるところです。まだ途中なのですが、やはりもっと年を重ねてから読んだ方がいいようです。でもこうして、また読んでみようと思ったのですから名作なのでしょう。

電子書籍は初めてでしたが、思ったより読みやすかったです。場所も取りません。でも紙の本の方が好きなので、使い分けをします。初めて読む本は紙の本で、以前に読んで、もう一度読みたくなったものは電子書籍で読むことにしました。






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