元夫とまた入籍することになった経緯
エイプリルフールについた嘘が本当になりました。
結婚することになりました。
なんで一回離婚した人と結婚したのか気になる方は読み進めてね!
事は一年前の4月。もうむりだと半狂乱になりながら離婚してほしいと私は告げます。
彼は訳がわからないと。そりゃそうだよね。だってこれから結婚式まで控えているのに。大事な友人を招いて、ドレスの試着もしてたのに。色々取り返しがつかないのに。もう、全部、嫌だ。何もかも。無くなっちまえ。そんな感情だった。
身長170センチで体重42キロまで堕ちた私は無事離婚することになります。
そして、当時お話を聞いてくれていたAさんとお付き合いする流れに。
私は実家が無いので(気づいたら親が売っていた)(離婚したことに大批判)実家には戻れず、いくあてはAさんのところだけ。
彼のプライバシーに関わるのでかなりはしょりますが、ラブラブだったAさんとも結局お別れすることになりました。
Aさんとのことは、ドライフラワーあたりを聞いてもらえると大体合ってると思うのでぜひ。
Aさんと別れ現実に直面。そして、精神的にまた限界を迎えます。
実家に帰りたい。何にも考えす、好きとか愛してるとか何も考えず、静かに老後のように暮らしたい。頓服を飲む量が増え、薬が増え、副作用で呂律が回らなくなっていました。体重はまた40代前半に。身体が動かない、何も食べたくないし、しゃべれない。ビジネスホテルのベッドの上で泣き崩れるだけ。持病があることがネックで固定収入もない。( 障害年金3級はある。)これからどうなるんだろう。そんなことを頭でワーワー考えながら元夫に電話します。
「ちょっと・・・助けてほしいんだけど・・・家にいさせてください。家賃今は払えないけど、落ち着いたら払うから」
「うんいーよぉ!!体調大丈夫?気をつけて帰ってきてね」
「?????・・・神かバカかどっち・・・」
キャリーケース片手に首傾げていました。なんでこの人・・・こんなに脳天気なんだ・・・?と。
そんなことでまたお世話になることに。
でも私の頭の中はAさんのことばっかり。どうしたら上手くいったんだろう、あれがいけなかったんだ、もっと自立してる女なら今も一緒にいたのに。。悔しくて、会えないのがつらくて、でも一緒に生活できなくて、身体も限界で、うまくそれを伝えられなくて。Aさんの事をずーっと考えてました。
そのことは元夫もわかっていて、ある日星乃珈琲で言われます
「Aさんか俺か決めてほしい。今のままは辛い。」
うわぁ!コーヒーの味がしないやつきたよ!!
だって彼の顔は真っ白。体調も悪いらしく食欲もないとか。珍しくため息なんかついちゃっている。
「・・・・・」
「うん、わかった・・・元夫くんと一緒にいることにするよ」
「そか!with満面の笑み」
あんなに表情が変わるもんなんですね 大の男が。
でも物事はそう上手くいかず
だって彼とは離婚してるんです。離婚する理由があったからしたこと。
色んなことを話し合う必要がある。
毎日毎日話しました
sexのこと、私のSM癖のこと、病気のこと、満足に子供を産めるかわからないこと、私の頼れない両親のこと、Aさんのこと、、、
ずっと消えなかったのは罪悪感ですAさんにも元夫にも消えなかった。
彼が稼いだお金で借りてるお家で雨風凌いで、家賃は一円も払ってなかったし、光熱費も諸々も。食費も。
そこから出すこともできたのに、、ごめんなさい、申し訳ない。その度に彼に伝えました。
申し訳ない、私がここにいていいと思えない、と。いつも元夫が言うセリフは決まっていて、「俺がいいっていってるんだから、いいじゃん」
たぶんこの言葉を200回は言わせた。ごめんよ。
そして私の両親は涙目で頼むからそこにいてくれ、という始末。実家に戻りたいと泣く私に、「私たちは何もしてやれないのよ。○○君のところにいてちょうだい」の一点張り。
伊達にアダルトチルドレンやってきてねぇな!!さすがだぜ。
ちょっとこの辺で私の元夫の説明をば
仕事はIT系。34歳、地主の息子で長男。国立大学卒、性格は穏やか、おおらか、元ラグビーとアメフトで鍛えた胸筋は健在。女性経験はあまりなし。月収は100位。タバコ吸わない物欲ない。
いわゆるハイスペです。夜のお店のおねえさんが上がる時、真っ先に狙われるタイプでしょう。婚活女子からは稼いでくれて家もあって、子育てできそうだと狙われるでしょう。
うちの両親はそんないい人と離婚なんて!と悲鳴あげてたのです。そんないい人が私と一緒にいたいって言ってくれてるんだからyesしかないでしょう!と、、、。
親の心子知らず。両親は、正社員にもなれない私が野垂れ死ぬことを一番恐れてたんですよね。ごめんよ。
そしてそんなふうにじかんが経ち。
私は決めます。おし、自立しよう。生活保護か一人暮らししよう。と。
でも先立つものがない。前のお店でお世話になった方から10万円プレゼントしていただき、元夫に初期費用を払っていただき(自立とは)男友達に引っ越しの車を出してもらい、1kに引っ越します。
とりあえずニトリのカーテンをつけてAmazonで買ったシングル布団とミニ机で一人暮らしを始めました。
並行して就職活動も。ひたすら応募しまくります。精神障害持ちのための仕事、水商売、風俗、なんでも応募しました。30個位応募して受かったのはSM風俗店のみという結果。
苦手な履歴書作成に面接、面接、食事はメロンパン。
家に帰ると黒ずんだ床が剥き出しの殺風景な景色で、私はまたじわじわ侵されていってしまい、ある日ドクターストップがかかります。
半ば呆れながら「○○さんねぇ、、、順序ってものがあってね、、、」
と軽いお説教を戴きました。「安心できる場所を確保してください。きちんと生活してください。そこからです。」
私(え・・・と働かないとお金入ってこない・・・でも働くなって言われたが道端に30万落ちてるわけでもない・・・どうしよう・・・)
そして元夫登場。泣きながら電話。プルルルル。
助けて。
いいよ。
はぁこの人にはかなわねえやってもう諦めました
恋してるのとか愛してるのとか感受性を分かち合えるとか二人で入れば怖くないとか、先人が言ってた言葉は何一つピンとこないけど、ずーっとずーっと待っていてくれて、わたしの健康を私よりも考えている人って。。。スキ!!!とかラブい!って言うよりも、あぁもうそういうものなのね、と
そこにある概念みたいなものなのねと
ありがとう。私は、君と一緒に過ごして、君がくれる感情を浴びながら当たり前に幸せになることに決めたよ。
私がちいかわ好きって言ったらハチワレのぬいぐるみを買ってきてくれてありがとう
いつもいつも世界一可愛い世界一エロい世界一綺麗って言ってくれてありがとう
私が過ごしやすいようにお仕事頑張ってくれてありがとう
私のセンシティブさに根気よく付き合ってくれてありがとう
私よりも私という存在を愛しく思ってくれてありがとう
自由ですぐどこかに飛んでっては体調崩す私を見守ってくれてありがとう
ゴリゴリのアダルトチルドレンだし、自分が幸せな家庭や結婚生活ができるなんて想像もできなかった私に、元夫はゆっくりじかんをかけてそれを現実化してくれた。これからもしてくれるんだと思う。
元夫のお母様も。私と会うと癒される、楽しいって言ってくださる。想像してたよりももっとあったかくて、もうちょっともうちょっとこのじかんが伸びたらいいのに・・・が増えてく。
そして今回の結婚のテーマは「私たちらしく」
結婚指輪がダイヤじゃなくたっていい。結婚式しなくたっていいし、ドレスがピンクだっていい。何十万何百万もする指輪をプレゼントしてもらうより旅行に行ったりする方がいい。
だから指輪は彼はつけず、私は水色の指輪を付けることにしました。ダイヤより好きなんだもん。
パニック発作が出ちゃうから、人前に何分も経つ式なんてもうしなくたっていい。
代わりにフォトウェディングをすることにしました。
RHマイナスで、鬱とパニック持ちだから子供も産めないかもしれない、なら養子でもいい。
決まりきった結婚なんてする必要ない。そう思ったらすごく楽です。
マイペースなフリーダム人間は型にハマろうとしちゃダメだよ・・・!
私との約束だよ!!!!
夢見る女子をやっていたので恋とか愛ってもっとドラマティックだよね、とか考えてしまうタイプの私が結婚かぁ・・・日本で別姓ならよかったのにとか色々ぶー垂れたいことは多々ありますマンモス。
謎だ。謎すぎる。この世界は何てことだ。
豪華客船で身分の違いを乗り越え、愛を誓い合ったわけでもなく、逢いたくて逢いたくて仕方ないような身を焦がす魂の片割れじゃないけれど、これでよかったんだと思うよということにしておく。
そして私、前の結婚の時は苗字変えなかったのですが今回は変えます。
さようならおばあちゃんの苗字・・・(財閥のお嬢様なのです)
色々どうなってくのかドキドキだし、実際今またマリッジブルーになってるし笑う
マリッジブルー拗らせて過呼吸が出たりしてますが、毎日頓服を飲みこんでる日ですが、みんな仲良くしてね・・・!!
長々と読んでくれてありがとうございましたぺこり
読んでくれた方に幸あれ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?