お酒に呑まれたい

お酒は飲んでも飲まれるな

you can drink, but don't get too crazy

こんな言葉があるけれど
言ってる人ほど飲まれてる気がするのは気のせいかな

わたし、お酒は強い方なんです。
どれだけ飲んでも全く見た目に現れない

顔が赤くなってくれたら、周りも気づいてくれるだろうし
自分でも酔ってるなって、フワフワした感覚に浸れるんだと思うんです
たぶん

でも残念ながら見た目に現れないわたしは
気分はフワフワなんだけど、なんか場に馴染めてない感じというか
みんなと一線引いてるみたいな気分に勝手になって
「なんか元気そうだね、全然飲んでないんじゃないの？？」
なんて言われてしまったら最後。スッと酔いが覚めてしまう。

コスパ悪いね、って言われたり
たくさん飲めて羨ましいよって言われたり

お酒の飲み方は人それぞれだと思うけど
わたしはまだ自分の酔い方が見つからない

先日、大好きな会社の先輩（女）と同期（男）の３人で
しっぽり飲んだ新橋の夜

いつも通りみんなと同じペースで
赤ワインを大量に流し込んでいた

先輩も同期の男もお酒は強い方で
３人で飲んだのは初めてだったけど、大人数で飲んだことはあったし
バカみたいに騒いだり、接待でニコニコ飲んだり
いろんなパターンで飲み会をしていた仲だったから
まあ今日もそんな感じかなって特に期待せず、準備せず

19：30　飲み会開始

仕事の話
部署の話
先輩の合コンの話
将来の話

いつもと変わらない時間だったはずだけど
気づいたら23時過ぎ。先輩は寝てた

今日も見た目に変化はなかったんだけど
いつもの10倍、酔っていた

そして、すごく楽しかった。

わたしも、みんなと同じ、フワフワした気持ち
よく笑う同期と甘えだした先輩
全然いやじゃない、むしろずっとそのまま飲んでいたい、と思った。

お酒の飲み方は人それぞれだと思う、ってさっき言ったけれど
いつもみんなこんなに楽しくなれていたのだったら
ずるいなって思った。

結局、歩けなくなった先輩をおんぶして
わたしが大通りの真ん中で両手を広げて捕まえたタクシーに押し込んだ

先輩は次の日の朝こなかったし
わたしもしばらく頭痛がひどくてポカリが手放せなかったけれど
楽しい飲み会だったから、また飲みたいなって思えた。

お酒は飲んでも飲まれるな

もちろん、飲みすぎはよくないよって意味なのはよくわかっている

けれど

たまにはお酒に呑まれて、みんなと一緒にフワフワするのも
悪くないなって思った。
粗相しない程度に、人に迷惑かけない程度に
気持ちはいつも呑まれた方が楽しいね。

#ちいさな日記帳 #8月