無題

旅のトラブルは家族の在り方を見直す良いキッカケに

旅行は基本的に個人旅行。出張が多い仕事をしていることもあり、ホテルや交通手段の予約は比較的苦ではない。今は海外であっても日本語で予約できるサイトは増えているし、翻訳サイトも充実している。英語が苦手な自分でも得意な部分を活かしながら予約を行うことができている。

トラブルさえ起きなければやることは国内旅行と一緒。事前に予約をした方が安く済み、埋まる前に抑えることが必須な飛行機とホテルを選び、時間と予算で比較して予約をする。直前に現地での移動手段や日本で買った方が安く済むオプショナルツアーを予約する。後は現地で調達する。大抵はこれで乗り切ることができる。

ただし、旅はトラブルの連続である。飛行機が予定通りに飛ばない。荷物が紛失する。迷子になる・・・
案の定、夏に家族でスイス旅行に行った際に2つの大きなトラブルに見舞われた。一つは都市間を電車で移動していた際、岩が線路内に立ち入ったということで、駅の途中で身動きが取れなくなった。もう一つは飛行機のトランジットが上手くいかず、乗り継ぎ先であるロシアで足止めとなった。

このようなトラブルになってしまうと、英語ができないとどうすることもできなくなる。自分の力不足を感じる一番の瞬間である。
その時、いつも旅行の準備や諸々の予約など殆どやらない夫が英語で交渉してくれた。こんなにコミュニケーション取れるんだ、とビックリするくらい周りの人と仲良くなっていたり、積極的に代替案を出してくれたり。ロシアで足止めされた際も中国経由で帰ることができたのだ。

トラブルが起きた時はパニックになり、その人の本性が見えるというが、夫は冷静にかつ積極的に次の行動を示してくれた。子供達もマイペースにその場その場を楽しんでいた。普段は生活が当たり前となり、その人の本性はなかなか見えないが、今回海外旅行のトラブルを通してこの家族で良かった。みんな最高!と心から思った。

旅行をする意味は沢山あるけど、私達が家族旅行をする意味の一つは、きっと家族の在り方を見直すためなんだとその時気づくことができたのだ。

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