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英語で最も重要なことは「学ぶ順番」

母国語を学んだ時と同じように、
まずは、リスニングから学ぶべきなのか?
やはり、スピーキングから学ぶべきなのか?
まずは、リーディングからなのか?
または、ライティングからスタートすべきなのか?
一体何から学べばいいのか?
今の自分の学習方法はあっているのか?
と悩む方が、非常に多いと思います。

または、4つの技能をバラバラに学習するのではなく、
「私は英会話からスタートするんだ」
と英会話をスタートされる方もいると思います。

ただ「英会話」といっても、
結局、英会話の勉強をどのようにすればいいのか?
と悩み、一歩進むことができない方もいらっしゃるかなと思います。

「オンラインで英会話のレッスンを受けたけど、
思うように成長を感じられなかった…」

どうでしょうか?

結論から言うと、
4つの技能のどれを優先すべきか?
というよりも「学ぶ順番」がとても大切です。

詳しくお伝えする前に、
先ほど話した「英会話」についてですが
英会話からスタートするんだ!と学習を開始される方、
またはスタートしようと思っている方はとても多いと思います。

その「英会話」とは何か?ですが、
ここでは「英語を話す」にフォーカスをしてお伝えします。

今はですね、ありがたいことに、
オンラインで英会話レッスンを受講し放題!
という魅力的に感じるワードが並び、
そして、学ぶ機会が沢山あります。

英会話をスタートしよう!と思ったら、
利用される方もすごく多いと思いますが、
ただ、まだ何も準備ができていない状態で、
オンラインレッスンで「何を話すのか?」です。

どんどん流れていく会話に、
相槌を打ち、なんとなく時間が過ぎてしまう。

話した内容といえば、単語を色々と並べて話した!
という状態の方は、多いと思います。
でもレッスンの中は、英語に触れている時間ですから、
英語のレッスンを受講している雰囲気で、
なんとなく「勉強している感」を感じたことありませんか?

ただ単語を並べて、その場を乗り切った感じのレッスンでは、
残念ながら、受講時間に比例せず
英語力が伸びないことがあります。

英会話をやっているけれど、成長を感じられないという方は、
今回お伝えする「4技能の何を優先的に学ぶのか?」
を最後まで読んで頂き「学ぶ順番」を意識して頂けるればと思います。

では、改めて「4技能とは何か?」ですが
リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングです。

先ほどもお伝えしましたが、
4技能のどれを優先すべきか?
ではなく「学ぶ順番」がとても大切です。

何から学べばいいのか?と言うと、
絶対にインプットからです。

…と、書くと

日本人はインプットばかりやってるから、いつまで経っても
アウトプットができなんだよ!

と思われる方もいるかと思います。

ここで大切なことは、
この「インプットとアウトプット」のバランスです。

皆さんもご存知の通り、
一般的に、日本人はインプットに重きを置いて英語を学習してきました。
ですので、圧倒的にアウトプット量が足りません。

「英語で話そう!」と思った時、パッと口から出てこない
ことありませんでした?
多くの方が、アウトプット量の不足を実感されていると思います。

ですが!!!!!
ここで私がお伝えしたいのは、
だから「今直ぐアウトプットしましょう」ではありません。

シンプルに伝えると、
何も持っていない状態で、出せと言われても、何も出せないんです。

何が言いたいか?というと
【アウトプットすることを意識したインプットを、改めてする必要がある】
ということです。

そのインプットは2つあります。
単語と文法です。

単語も文法も学生時代にやってきたよ!
と思われると思います。
「インプットは6年間やってきた!」
と、そう思いながら読んでいませんか?!笑
ですが、そのインプットは
ご自身が話したい時に使いたい単語ですか?
または、その文法項目を使って、
伝えたい文章を作ったことはありますか?

学校の科目の英単語、sienceとかhistoryとかP.E.とか
それは知っているけれど、役職、出世する、お給料日などの
単語は、まだわからない!のであれば、
それは新たにインプットする必要があります。

「私が鳥なら、飛べるのに…」
「If I were a bird, I could fly.」
このフレーズは多くの方が、中学校で勉強しています。

このフレーズは聞いたこともあるけど、
同じ仮定法過去を使って、
「もし家賃が高くなければ、私は契約を更新するのだけど」
とは言えない!と思ったら、
もう一度、仮定法を学びながら、
自分の話したい英語を作っていく必要があります。
その時、どの様に英作をするのか?というと
文の構造・文法を使って作ることができます。

アウトプットは必ず必要です。

バランスで言うと、
インプットを1したら、アウトプットは10 必要です。
ですが、何もない状態では、アウトプットできません。
アウトプットしたいことを、
まずインプットしていく必要があります。

そして、単語は知っていれば知っているほど楽です。
それは、自分が話す時は勿論ですが、
知っていれば聞こえますので、リスニングにも役立ちます。

単語をまずはインプットすることです。
そして、ただ目で追って、単語を書いて覚えるのではなく、
口に出して、聞いて、記憶に定着させていきます。

どのように学習するか?ですが
単語の音声を聞き、リピートをします。
さらに、例文があれば、例文の音声を聞き、またリピートをします。
例文があると、単語の使い方がわかりますので、
是非、例文が掲載されている単語帳を使って、学習をしていきましょう。

そして口に慣れるまで、繰り返し単語と例文を音読をします。
かなりスラスラ言えるようになったら
本のセンテンスは見ないで、音声を聞いてから、
口から英文を出すのもいいですね。

先ほども伝えましたが、アウトプットする為の
インプットをしているということを忘れることなく、
使える知識を増やす気持ちでやりましょう!
例文を聞くことでリスニングの練習ができますし、
例文を読むことで、スピーキングの練習になります。

さて、次に文法です。

文法ばかりやってるから話せないんだ!
と思う方もいるかもしれませんが、
私は経験上、文法を勉強したからこそ、
話せるようになったと思います。
そして、文法を勉強することで、
自分だけではなく、
相手が何を伝えたいのか?が、
より理解できるようになりました。
文法はテストで高得点を取る為だけに学ぶのではありません。
自由に英語を使えるように、そして理解する為に使います。

文法がわかれば、どれだけ文章が長く複雑になっても、
理解をすることができます。
簡単な英単語を使っても、
明確に自分の思いを相手に伝えることができますし、
相手が伝えようとしている、
細かいニュアンスも汲み取ることができます。
易しい文法書で大丈夫ですので、
解説を読み、例文を音読し、
問題を解いて、例文を参考に、
自分自身で英作をしてみましょう。

英作をする際の注意点ですが、
難しい英作をする必要は全くありません!
ほぼ例文をパクっているのではないか?
と思うくらいの英作で十分です。
そして最初は「真似をすること」から始まります。

例文も、スラスラ口から流れるようになるま練習をします。

「文法の勉強」と聞くと、どちらかと言うと
アクティブなイメージはないかもしれません。
ですが、アウトプットのための学習ですので、
リスニングと音読を繰り返し、アクティブに学びましょう。
そして、文の構造や、例文をしっかりとインプットすることで、
リーディングの練習にもなり、
勿論リスニング・スピーキングの練習にもなります。

インプットの練習の時点で、
全てはアウトプットへのステップだと言うことを
忘れないことです!


そして、次に更にアウトプットを行っていきます。
残りのスピーキングとライティングです。

勿論、前半の単語と文法のインプットがあって
初めて、自分の中にストックできた知識を、
スピーキングとライティングを使って、
アウトプット練習ができるようになります。
と言うことは….
4技能は、バラバラに学習をするように感じるかもしれませんが、
結局、全て繋がっているんですね。

「どれが重要か?」ではなく、4つ技能を
バランスよく学習することが必要です。

アウトプットでは、先にインプットした知識を、
使ってどんどん外に出す練習をしていきます。

リスニングをしてインプットした内容を、
音読し、そしてさらにスクリプトを見ながら、
音声と同時に音読をする。
音声と同時に音読ができるようになったら、
さらにレベルを上げて、シャドーイングをする。シャドーイングができたら、
テキストなどは見ずに、音声を聞いて、止めて、
聞こえた文章を再生する、リプロダクションをしていきましょう!
インプットした単語と文法を使って、
独り言を英語で言ってみるのもいいですね。

私は、独り言を英語で言う練習をかなりしていました。
家族からは怪しい目でみられていましたが(笑)
英語で、独り言を言うことで、本で学んだ言葉が、
リアルに自分の言葉になっていく感覚がありました。

独り言に慣れてきて、単語も文章もストックが溜まってきたら、
今度は妄想英会話(一人二役をして)練習をしました。

アウトプットをすることで、自分のインプットのレベルがわかります。
上手に出てこないのであれば、一歩前の学習に戻り、インプットをやり直す。
スラスラ出てくるのであれば、また一歩学習を進めてみましょう。

色々とお伝えしましたが、
大切なことは、4技能の何を優先的に学ぶのか?よりも
4技能をバランスよく使いながら、アウトプット前提のインプットから
スタートをする学習方法が大切です。

何もないのにアウトプットをしようとしても
「話せないし」「聞けないし」「読めないし」「書けない」
これは、当たり前なんですよね。

英語の学習は、色々あります。
なので何から手をつければいいのか?
何が一番効果的なのか?と
ベストな方法は何か?と悩むと思いますが、
結局、これだけやれば!という方法はなく、
リスニングもスピーキングも、リーディングも、ライティングも
全て学習をする必要があります。

「めっちゃ勉強せなあかんやーん」と思うかもしれませんが(笑)
スタートしてみると、全ての学習は繋がっているので、
実際には、次から次へとやるべきことが沢山あるわけではないので
どうぞ、安心してください。(笑)
ただ、いきなり英語を話そうとするのではなく、
正しいインプットをし、効果的にアウトプットをすることです。

何度も繰り返しますがただのインプットではなく、
アウトプット前提のインプットをすることが大切です

インプット1に対して、アウトプット10のバランスをイメージし、
楽しみながら、学習を進めてみてください!

正直、近道もありません、魔法みたいな方法もありません。
4技能を、自分を英語学習に飽きさせないようにする為に、
アクティブに使いながら、コツコツ学習を継続させましょう!

以上が、英語で最も重要なことは「学ぶ順番」でした。

いかがでしたか?
「やはり結局全部やるんかーい!」
と思われたかもしれませんが、
1つ1つ、ゲームをクリアする感覚でやっていきましょう。

これができたら次はこれ、これができたら、
またレベルアップ!と。ステージを攻略していくように。

学習を開始した最初の段階では、
これをしたらどうなるのか?と結果ばかりを求めたくなるかもしれません。
ですが、正直、結果はすぐに現れません。

1つ1つ学習していくことが、
徐々につながって、皆さんの英語力になっていきます。

英語は学習をして損をすることはありません。
学習しない方が、圧倒的に損です。
ぜひ、ご自身の成長を楽しみながら
英語を学んでいきましょう。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

Have a good one.
Elle 


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