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旅日記2024 イタリア4

6/29(土)ローマからフィレンツェへ

  • フィレンツェ暑い。今日の最高気温は37℃。こんな中クーポラの460段越えの階段をひたすらのぼるなんて正気じゃない。息子の黒Tシャツが塩をふいていた。でもやっぱり上からの景色は美しい。また来たら懲りずにのぼってしまうんだろうな。

  • ヴァチカンでさえ服装ノーチェックだったので油断していたが、フィレンツェの教会では「肩、膝を出さない」服装に関して厳しい。キャミソールにショートパンツだった娘は急遽カーディガンを着て腰にジャケットを巻いて階段に挑むことになる。

  • 聖堂の周りでカップアンドボールの賭博(3つのカップを素早く動かして、どれにボールが入っているか当てた人がお金を貰える)をしているおじさんたちがちらほら。同じ人たちが場所を変えて何度もやっているので、観光客を狙った詐欺なんだろう。

  • 夕食はフィレンツェ風ステーキ、ビステッカを食べたいと夫が言うのでMatto Mattoというレストランへ。チボマットが好きな息子が喜ぶ。ステーキ自慢なだけあり(?) シェフもウェイターも全員ガチムチ系の髭だった。そういえばどこのレストランもバルもウェイターは男ばっかりだな…?

この荒々しいプレゼンテーション。1kg
  • レストランは、Google mapでBistecca near meとか適当なキーワードで探して行っているが、今のところハズレはなくてさすがイタリア。

  • サンタマリアノヴェッラ薬局に行って石鹸か何か買いたいと娘とふたりで出かける。素敵空間。しかし香りが洗練されすぎていて圧倒されて何も買えなかった。

6/30(日)フィレンツェからピサに日帰り旅行

  • 鉄板ピサの斜塔。もちろん斜塔を支えるベタなポーズで写真を撮る娘。

  • 2日連続の階段でちょっと泣きそう。塔の上ははっきりと傾きを感じるし、床が滑るので結構怖い。でも昔来た時は金網の柵なかった気がするんだよな…

  • いつものことだが夫は風景や建物の写真ばかり撮って、まったく家族の写真を撮ろうとしない。「結局あとで見返すのって家族の写真だよね」「今わたし死んでもこのイタリア旅行にあんまり姿が残ってないなー」など言っても夫は「そうだね」と同意しつつまた風景を撮っているのでほんとむかつく。わたしが真剣に怒っていることを悟った夫がじゃあ、そこに3人並んで、などと言うが「気をつけ記念写真」じゃなくて、子どもと話しているところとか、自然な、家族の、写真が、欲しいんですよ。

  • フィレンツェのドゥオモ近くにレコードショップを発見し、子どもたちが突進していった。娘が2枚、息子が1枚アルバム購入。アメリカのレコードか。まあそれも思い出か。

  • 広場のレストランもバルも外に大型テレビを出してサッカー中継。

7/1(月)フィレンツェからシエナに日帰り旅行

  • 城壁をくぐって中世の町へ。進撃の巨人の舞台はドイツだというけど、ウォールマリア、ウォールローゼという言葉が浮かんでくる。

  • タイミングいいのか悪いのか分からないけど、今週末、17世紀から続くという町対抗の競馬大会があるそうで、カンポ広場は準備中。石畳に土が敷かれているし(この土どうやって片付けるんだろう…)周囲にぐるりと観客席が組まれていて、観光的にはちょっと残念な見た目になっていた。でも自分の町の旗をスカーフ代わりに首に巻いて荷物を運んでいる人たち、いいな。馬はいなかったのだけど、市庁舎も動物のにおいがした。

  • 結構坂道がきついところがあって、う、つらい…と思っている絶妙なスポットに拷問博物館があったので入ってしまう。入口小さいのでまあ一休みできれば、とあまり期待していなかったがなかなかのボリュームだった。昔、東京タワーの蝋人形館に拷問エリアがあって、子どもにトラウマを植えつけたものだったという話を子どもにする。

  • シエナ大聖堂はゴシックのこってり装飾。白黒縞々の柱が並んでいるので、娘が「セフォラみたいだね」と感想を述べる。

シエナ大聖堂
シエナにもあったセフォラ
  • 昼ごはんは大聖堂のすぐそばのレストランに適当に入ったが、Pici(ピチ)といううどんぽい手打ちパスタが衝撃的に美味しかった。シエナ名物の大きなにんにくのトマトソースの上にかりかりに焦がしたパン粉をかけたもの。

  • フィレンツェに戻ってからあまりお腹が空いていなかったので、夫と子どもたちだけ夕飯に出かけてもらう。何か買ってきてほしいものある?というので、蟠桃と水をお願いした。蟠桃がなかったので、と代わりにバナナを買ってきてくれた夫にややサイコみを感じた(息子によると普通の桃は売っていたという)。

  • もう一度ピンクと白と緑の聖堂を見ておきたくなったので、夫と夜の散歩に行く。1年ぐらいだったら住んでみたいよね、という話をする。

  • フィレンツェに来たら花柄のふわひらドレスを着た人がたくさんいてとてもよかった。さすが、ラ・プリマベーラの街だね… 洗濯できること重ね着できることが取り柄の自分の旅行服を反省する(このドレスについてはヴェネツィアで謎が解ける)

  • シエナからの帰りの電車に乗っていたマダムもすてきであった。アクアマリンみたいなピアスと指輪にベージュのサマーセーター、オレンジのリネンのラップスカート。ダーティブロンドの束感のあるウェービーヘア。

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