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自分の小説のタイトルについて考えてみた!

こんにちは、倉くらのです。
一次創作同人小説に精を出す者です。

小説のタイトルを考えるのって難しくないですか!?

私の中では表紙に次いで頭を悩ませる問題です。

1位 表紙 2位 タイトル 3位 あらすじ

こんな感じにランクインしてます。

表紙・タイトル・あらすじ これが良ければ読んでもらえる確率がぐぐぐーっと上がりますから。表紙を登録できない小説サイトもあるから、その場合はタイトル勝負! なところがあります。それだけに毎回どうしたら…と頭を悩ませます。

タイトルは最初に決める場合もあれば、内容などを書きながら途中で決める場合もあります。その時によってマチマチ。

それではここからは私が具体的にどうやってタイトルを決めていったかを書いていきたいと思います。R18タイトルにも言及しているので…苦手な方や未成年の方はリターンでお願いします。



■格好いいタイトルにしたい、けど


古の字書きであるので、シンプルなのが正直好きです。バシッと格好いいのにしたい。昔はそういうのが多かったのですよ。

最近の長いタイトルにはついていけないと思うことはけっこうあります(汗)
長すぎて、あの小説のタイトルって何ていうんだっけと忘れてしまうので。年を重ねて忘れっぽくなってしまった…から。悲しいことに。

でも、シンプルなタイトルが読まれにくいってことも十分に分かっています。内容の分かりやすいタイトルの方が読まれる。

やっぱり読まれたいので…ある程度までこだわりは捨てるようにしてます! ただ全部は捨て切れないから、格好いいタイトルと内容が分かりやすいタイトルの妥協点を探しながら決めます。…だからこそ余計に悩んでしまうのですが…頑張る。


■20年前に考えたタイトル


*同人活動は20年前にひと時やっていたので、その時の小説のタイトルです。

「の」の法則はご存じでしょうか。
タイトルに「の」を入れると大ヒットするっていうあの有名なやつです。あの法則を20年前の段階で知っていたと思うので…当時書いていた小説にはほとんど「の」を入れていた記憶があります。

「盗賊と領主の娘」

現在は販売のみ。以前は個人サイトに掲載。これはもうシンプルに登場人物タイトルです。「の」の法則を入れてみました。登場人物がハッキリ分かり恋愛ものっていうのも推察できるタイトル。このタイトルのお陰なのか、当時はけっこう読んでいただくことができました。現在で通用するかは…謎。サブタイトル入れないと駄目かもしれませんね。


「愛しの魔法使いさん」

ほのぼの+恋愛というジャンルが当時好きだったので可愛めのタイトルに。現在は若干リメイクしたものを小説投稿サイトへとUP。タイトルはそのまま。現在ではちょっとこのタイトルでは弱いかもしれないと思う。でも可愛いのでお気に入りです。


「クルリコップの人形師」

クルリコップは架空の街の名前。可愛いものがとにかく好きなので、可愛いタイトルにしたかった。パピプペポ入れると大抵可愛い。

魔法使いが出てくるので「クルリコップの魔法使い」と迷ったのですが…お話を最後まで読むと分かる系のタイトルにしてみました。

オタクな友人知人の一部は当時私が運営していたサイトを知っていたので、私の小説を読んだ人もいます。読んでくれた高校時代の先輩が「タイトルがすごくいい!」とウケてくれました。最後まで読むと分かる「人形師」の部分が特に良かったそう。そしてイメージイラストを描いてくれたのが今も思い出として残っています。素敵な絵を描く先輩で、憧れていたので…もらった絵は今も大切にとってありますv

現在は小説サイトの児童書ジャンルにUPしてあります。児童書ジャンルは昔ながらのシンプルなタイトルも多くて、長いタイトルでなくても戦えるのでこれで大丈夫でした! 

ブクマはそれほど付いてないんだけど、実は私がアルファポリス(投稿サイト)にupした中で一番読まれた作品です。
児童書というジャンルだからブクマが付かないのか、単に面白くないから付かないのか……どっちだろう。深く掘り下げてはいけないような気もする、怖い!…児童書ジャンルの作品は大抵1桁ブクマだから! と自分に言い聞かせてみる。


■現在考えたタイトル


続いては同人活動再開した現在になってから考えたタイトルです。現在のトレンドを取り入れ…られているかは分かりませんが、努力しているところです。

「色は忍べど」

BL。小説投稿サイトによってサブタイトルが違う。「色は忍べど」不憫な忍者が幸せになるまでの2つの分岐 または「色は忍べど」不憫な忍者が幸せになるまで

正直この作品にサブタイトルは……付けたくない。気に入ってないです。
でも付けないと読まれないのが分かっているので渋々付けたという感があります。ムーンライトノベルズの投稿の時に「色は忍べど」だけで登録したんだけど、やっぱり全然読まれなかったのでサブタイトル付けたら多少読まれるようになったという経緯あり。

忍びのお話だったのでどうしても「忍」の文字をタイトルに入れたかったんです。もともと構想は『恋愛BLゲーム』的なものだったので…ゲームのパッケージで見かけるような格好いいタイトルにしたかった。

でもなかなか思い浮かばずに難航。そんな時にいろは歌が頭をよぎる。いろは歌の「いろはにほへと…」に「忍」を当てはめたら、「色は忍べど」になりおおっこれはいいな! とお気に入りになったタイトルです。

様々な事情があって相手に思いを伝えられないのだけど、瞳に灯した恋情の色は忍べないみたいな意味があります。あとは主人公忍者の色気が漏れ漏れになって忍べません、的な。

読まれやすいタイトルという意味では完全に失敗。でも、好きです。


「いと絡む恋」

販売のみ。お相手の忍者が糸の術を使うので「糸」の文字を入れたいなと思いました。愛重め、執着のお話なので、糸がぐるぐる絡むがんじがらめの恋。読者さんに「お相手がヤンデレ手前」って言ってもらえました。誉め言葉!(嬉)

全部漢字にすると固いので…糸を「いと」へ。「いとおかし」みたいな感じで。いとには「非常に」という意味もあるので、非常に絡んでいる恋。作品にぴったり! がっ、読まれやすいタイトルかというと…そうでもない気がする。


「男子高校生が心霊スポットに潜入してみた!」

ユーチューバーを目指す男子高校生の話なのでライトな感じのタイトルに。BL作品です。

がっ、あんまりBLぽくないタイトルにしたせいか、note経由で読者になってくれた方が2名ほどBLだということに気づかぬまま読み、途中で気づいたらしく、びっくりしてました(笑)…大事故発生!ウーウー

続きを書きたくなってシリーズ作品にしたので現在は「男子高校生が心霊スポットで恋愛してみた!」に変更しています。


「貴族軍人と聖夜の再会〜ただ君の幸せだけを〜」

BL。ハーレクインぽいタイトルにしてみました。しっとりした感じにしてみたくて。

主人公視点のタイトルですが、サブタイトルがお相手視点です。主人公視点なら「君」ではなく「あなた」にしなければならなかった。しかし「君」という響きが好きなので、これでいいやと突き進みました。相手の幸せを願うサブタイトルにしたためか、短編にしては案外読まれたしそこそこブクマは付きました。


「のろまな男とお姫さま」

登場人物タイトル。この手のタイトルは頭を使わなくていいので楽でいいです。「お姫様」ではなく「お姫さま」にしたのは児童書ジャンルに投稿したから。やわらかいイメージにしたかったので。のろまな男とついている時点でやわらかくないという突っ込みはナシで…!


「青い薔薇の約束 魔法剣士×薬草師」

BL。以前記事でも触れたので重複しちゃいますが、まとめておきます。

尊いタイトルを付けてみました。
青い薔薇と入れることで綺麗めな印象があって、自分ではお気に入りです。ですがこれだけでは読まれにくいタイトルだというのは分かっていたので、カップリングとなる職業を入れて分かりやすくしました。
タイトルが分かりやすかったのか、たくさんの方に読んでいただけました!

各所で合計すると現在のところ一番ブクマもらった作品。


■番外編


20年前に書いたもののあまりに未熟すぎたのでお蔵入りさせたもの&今後ネットでUPする可能性が限りなく低いもの

「白銀の魔狼」

処女作。恋愛ラブコメ。THE中二なタイトル。でも、同名タイトルが存在しているのであんまりそんなこと言ってはいけないね…。タイトル付ける前にネットでサーチしておけば良かったと後悔。今は必ず同名タイトルがないかネットリサーチしています!

主人公の女の子が破天荒すぎてハチャメチャだったので、今後は公開することはないでしょう。


「魔法屋の事件帖」

かつて一冊だけ売れたというコピー本のタイトル。

これまた恋愛ラブコメ。ちょっとだけミステリー要素が入っているので、事件帖と付けました。「の」の法則、大好き!


「恋する竜王様」

外見ショタな竜王と人間の女の子のラブコメ。ラブコメばかり書いていた20年前。タイトル眺めてて思いましたが…「愛」とか「恋」の文字入れがち問題!! センスないなー…と我ながら思えてきました。どうしたら素敵なタイトルを付けられるのだろう。

他にもいくつか作品は作りましたが…途中挫折したものも多いので…これ以上は割愛!


■まとめ


タイトルによって訪問者が増えるというのは感じています。いかに相手の印象に残って、かつ内容の分かりやすいタイトルにできるかが鍵。

このタイトルすごくいい…! と震えるような作品を参考にしながら、自らの作品にも付けていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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