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同人小説本の価格はいくらにするのか

こんにちは、倉くらのです。
同人誌作りに励んでいる者です。2月のWebイベントで本を売ります!

先日ですが無事に最終原稿のデータを印刷所にアップロードしてきました。仕上がりを待つだけの状態になりました。わくわく……。


こんな本を作っています


さて、今回は販売する本を一体いくらに設定すれば良いのかについて考えて行きたいと思います。

……高すぎると売れないだろうし、安くても売れるわけでもない。部数に引き続いて値段設定は頭を悩ませるテーマですね。

普段は電子書籍を売っている私ですが、紙本の値段を付けるのは初めてなので、相場もよく分かりません。

そこでまずは電子書籍販売において私が基本にしている考え方を書きます。
1万字→100円
これを目安にしています。

私が主に作品の販売しているのはDLsiteがるまにという場所です。R18です。
これは私が電子書籍を販売する前にDLsiteでの相場を念入りにリサーチした結果、このような目安に辿り着きました。

私の独自の分析によると、小説作品でそこそこ多かったのが1万字→100~200円という価格設定。
DLsiteがるまにでは1~3万字前後の作品が多い感じ。サクッと軽く読めるものが人気なのかもしれない。この文字数だと200~500円(+税金)ぐらいの印象。
人気の作家さんだったらこれ以上価格を引き上げてもバンバン売れていますね。羨ましいー!

私の場合は1万字100円程度に設定していて、5万字を超えたあたりから割引きにしています。
10万字だったら税込みで770円ぐらいかなー……と。

ちょっと悩むのが中途半端な文字数。
最近販売したものは1万6千字の短編でしたが、これは110円で販売するか220円で販売するか迷った末、220円にしてみました。

万人ウケはしない人を選ぶ作品なんですけど、私の中でこれはすごくいいと書いていて気に入った作品だったので、同じような傾向が好きな方には気に入っていただけるのでは!? と思いちょっと強気な価格に。

少し前だったら110円にしていたと思います。でも今の自分ならいけるのでは……という謎の自信が生まれて220円にしました。
たった110円のUPなんですけどね。(高いかなぁ、売れないかしら)と駆け出しクリエイターにはこの決断がなかなか難しいのです。

今のところ文字数のわりに「高いわ」とお叱りを受けることもなく、評価もおおむね好評いただいています。良かった~……。

販売価格はあまり1,000円を超えないようにしています。
4桁超えると購入を踏みとどまってしまうかなーと思うので。

私の作品は短編でサクッと読めるものから、長編のものまで文字数の幅も広く、一番安いもので110円~高いもので1,100円までと価格帯も様々です。
110円、220円、330円、550円、660円、770円、1,100円で展開しています。

1,100円の作品、これは元々3部作に分けて売っていたものを1つにまとめて完全版として販売したものです。
価格が4桁超えるので大丈夫かな? と心配していましたが、以前は1部を440円で売っていたので、以前の購入者の方に申し訳ないのであまり安くも設定できないと思い1,100円にしました。
高くはありますが、ポツポツと忘れた頃に買っていただくこともあり、売り上げを少しずつ伸ばしています。

様々な価格帯の商品を売る内に気付いたのは、安ければ売れるわけでも、高ければ買われないわけでもないということです。

私の販売しているものは、BLとTLでの売り上げの差こそありますが、(TLのが売れやすい)ジャンルで見て行くと突出して売り上げを伸ばしている作品というものはなくて、安い作品も高い作品も大体同じぐらいの数が売れています。(ドバッと売れているわけではないですよ~…)
買い手の好みとマッチすれば、安い高いは関係ないのかなー…と思えてきました。

評価も同様ですね。
SALEにして安く販売したからって、「あら安くてお手頃ね」って感じで良い評価を付けてもらえるわけではなかったです。☆1や☆2評価もありましたよ……うん。

喜んでもらいたいってSALEして、安く販売した作品に低評価がついたら……ガクーッってなってしまいます。
でも相場の価格で売っていたら「まあ好みに合わなかったのだから、仕方ない!」とある程度割り切れます。

結局のところ作品の評価は相手の好みに合うかどうかが大きいです。
安さとかそんなに関係ない。
だったら、自分がこれなら! と納得のいく価格を付けた方がいいかなーと私は思いました。

せっかく頑張って書いた可愛い作品達なので、安くしすぎずに相場に合わせて価格を付けるのが精神衛生上的にも良いと感じました。

と、ここまでが電子書籍のお話です。

今回発売する本は11万字です。
当サークルでこの文字数を電子書籍にするとしたら、700円ぐらいといったところ。
しかしながら今回は紙本、です。
印刷所で刷ってもらった印刷代がのってきます。だったらそこにプラスして印刷代を計上すればいいのか!?

いえいえ、忘れてはならないのが【送料】です。
今回はBOOTHを経由して販売するので、匿名配送を使った場合370円かかります。
※安全のため発送方法は匿名配送のみとなります。

購入者にはこれを負担していただくのに、さらに金額を上乗せしては申し訳ない。
ですので、送料が印刷代ということにしたいと思います。

紙本の相場リサーチもしてみました。
紙本の値段はページ数で相場が決まっている感じですが、A5、138ページで700円なら相場からそんなに外れてないと思います。

本代700円+送料370円=1,070円

11万字の物語なので、1万字→100円にもなっている!
いい感じなのではないでしょうか。

1,070円あればBL短編集「青薔薇」がご自宅まで届きます♪
オフラインのイベントに出ることは考えてないので、オンラインでのみ購入可能です!
購入希望という天使のような方は2月末の発売をお待ちくださいませ。

本作成編はかなりいい感じに終わりが見えてきました。
この後は宣伝編などについても書いて行きたいと思います。まだこの「青薔薇プロジェクト」シリーズは続きます!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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