厨二病とは何か論
中学などとうに卒業しているがいまだに厨二病を自称し続けているのが自分だ。
「早く精神的に中学三年生になってくださいね」と言われてもおかしくはないだろう。
年齢的には中学2年生どころか、もう10代ですらないがそれでも心は厨二病でありたいと自分は思っている。
心の持ち方次第ではいつまでも厨二でいられるのだ。
では厨二病とはなんだろうか。
元々タレントの伊集院光が提唱した「中二病」から派生的な意味合いで「厨二病」というネットスラングが誕生する。
明確な定義は難しいが個人的にこの2つは区別している。
◆中二病:大人ぶろうとしてかっこつける感じ
体力測定で本気を出さないとか「体育祭で熱くなって本気で走るのかっこわりわ~」みたいなのが中二病だろう。ブラックコーヒーを飲むとか、当然やってはいけないことではあるが「お酒飲んだの早かったわ~俺」みたいなイキり感あるものが中二病でもある。
※お酒は20歳になってから(一応注意書き)
そのほかには洋楽を聞き始めるとか、海外のスポーツや芸能を見始めるのも若干この部類に入るだろう。
むしろ中二病にならない人などいないぐらいに、成長過程では誰にでもよくある現象として伊集院は名づけている。
◆厨二病:若干オタクっぽい感じ
一方厨二病というのはややオタクっぽい傾向があり、ゲームや漫画、アニメに影響を受けている色合いが強い。
いわゆる「邪気眼」に見られるような、自分は能力者だと信じるパターンだ。闇属性の力、呪いの儀式、占星術、そういうのにはまれば厨二病だ。
今の自分は本当の自分ではない、もっと特別ですごいはずだという発想が原点にはある。
コードギアスとデスノートは典型的な厨二作品でありダークヒーロー的な要素に惹かれるのであればこれは厨二病だ。
また必ずしも厨二病=ダークヒーローではなく、ガンダムならばガンダムWは厨二要素のオンパレード、そして最近ではSAO(ソードアートオンライン)やとある科学のレールガンあたりで厨二に目覚めた人も多いだろう。
ただこの2つは明確な線引きが難しい。
厨二病でもあり、中二病でもあるケースは多く正確に使い分けができない場合もある。
例えばアーティストのUVERworldやラルクが好きだからと言って、その動機には中二病のパターンもあれば厨二病のパターンもあるため判断が難しい。
複合しているともいえるし区別されずに使われている場合もある。
あまり厳密にこだわりすぎず使いたいように使うのが言葉でもあるため、「最近に中二病はどちらかというと邪気眼のほうの厨二病」と定義し過ぎるのはかえって堅苦しくなるだろう。
そんな定義はこのへんにして、自分は未だに厨二的、中二的であることを大事にしてもいる。
人間だれしも徐々にこういうエネルギーはなくなってくる、日々の生活の中で徐々に現実に気付いていくのだ。
中学の頃にやっていたことも後に黒歴史だと考えるようになってしまう。
自分も昔アナログでノートに書いていたようなものは恥ずかしいと思う時があったのは事実だ。
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