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架空の国家や陣営ってワクワクするよな

よく架空の世界地図や勢力図を見るとワクワクするという話を聞く。

第二次世界大戦で枢軸国が勝利したパターンの架空地図やソ連が冷戦で勝利したパターンなどもあり得ない領土になっていて突っ込みどころはあるけども、厨二心を掻き立てられるワクワク感がある。

他には現在の地球の世界地図とは大きく違う完全なる別世界や、現代よりもっと昔の時代の地図、そして遠く未来の世界の場合もある。例えば陣営議論では三国志の魏が大正義感あってかっこいいとか、三國無双の中で違う展開にして統一王朝を作るとかそういうイフの話も面白い。

エースコンバットの様に地図や国名を違うものにしてることで自由に物語を作れるという場合もあったり、ゾイドだったら帝国と共和国どっちが好きかとか、サイバトロンとデストロンだったらデストロンのほうが個人的には悪役感あって好きとかそういう話をすると楽しいしそこから影響を受けて妄想するとなおワクワクする。


そしてそれらの国家について詳細に設定してあるとさらに魅力は増す。

人口、政治制度、内閣や政府高官のメンバー、軍事組織とその装備、その国家が属する陣営や同盟、その国の歴史など妄想するのも楽しい。


自分の中だけで懐かしい光景がある。

10年前ぐらいのネットで当時の中高生の軍事オタク的な人たちが自分でオリジナル国家を作って国旗とか考えたり、同じように妄想をしたりしている人同士の国で架空軍事同盟を締結したりしていた光景がある。

自分のサイトやアカウントを国のような感じにして他にも架空国家作ってる人と三国同盟みたいなことをやったり、同盟国という名の参加メンバーをさらに増やしていくという完全にイタい厨二行為である。

今のネットでそういう個人創作は少なくなってきているし、そういう雰囲気やノリがブームとして広がっていくことがないというのは少しさびしいことだとも思う。そういうキレのあるリアル厨二病がいた頃があったし面白い個人創作のノリがあったという思い出補正のようなものもある。


ジオン公国とかナチス、ソ連などを真似して自分好みの国家を考えていたり自分のハンドルネームに~国、~連邦とかつけてた人が結構いたのが懐かしい。

イスラム国が一方的に国家樹立を宣言するみたいな話で「僕の考えた最強の軍事政権と軍隊」みたいなのが当時ミリタリーマニアのコミュニティや個人ブログにはあって、しかも細々と個人だけでやるわけじゃなくて架空の戦争までしてユーザー同士でネタやってたのも懐かしい。

自分は通ぶって社会主義国家とかユーゴスラビアっぽい国をニッチなところで狙って妄想してたような気がする。当時のそんな絵を書いてオリジナル戦車やオリジナル銃を今の様に妄想してたって意味じゃ自分は成長していないだろう。


今そういう中学生とか高校生いるのかなって謎の寂寥感みたいなものもある、もっとイタい妄想を皆でしていけたらと思うけどそういうノリの良さは最近失われつつある気がする。授業中に架空国家軍やその装備を妄想するような情熱があの頃にあった。

「ぼくの考えた架空の共産主義国家」みたいな国を覚えたての軍事知識や政治や歴史の知識だけで、よく共産主義も理解してないのにかっこいいという理由だけで厨設定で妄想してたなぁ。そしてそういう人が他にもいてなおかつそういう人同士で気軽に絡んでいい雰囲気があったことも懐かしい。


架空国家議論でいえば厨二病のバイブル的小説『愛と幻想のファシズム』に登場するファシズム政党の「狩猟社」がどんな国や軍隊を作るのか画像とか映像で見てみたいという思いもある。ピクシブとかネットの奥底で愛と幻想のファシズムの続きを妄想してたりイラスト化してる人いるのかなと思ったけど、そういう人いなかったのはちょっと寂しいなとも思う。

そういうエネルギー持った人もっといないのかな、架空国家ブーム作ろうぜリガチで。架空の軍隊とかそういうのを妄想する人をもっと増やしていきたいなとも思う。


不謹慎だけどオウム真理教が自動小銃を配備しようとしていたとか、新しい宗教国家を樹立しようとしていたとか、そういう話聞くと彼らが目指した宗教国家の完成系見てみたいという思いもある。独裁国家とか宗教国家って独特の雰囲気あってかっこいいんだよなぁ。宗教都市とか怪しい雰囲気あって変な憧れもある。

オウムが政権とった場合の正規軍とかその装備をイラストや小説で妄想してる人いないのかな。そういう普通はできない危ないものをできるのがネットという空間だったけど最近はそういうヤバイ人が少なくなってきてるのは気のせいだろうか。

ナチスドイツのヒトラーが夢みた第三帝国の完成系とか今のドイツより科学力あったんじゃないかとも妄想する。首都ベルリンを世界都市ゲルマニアに改造するみたいな計画があったらしいけど、実現してた場合のゲルマニアは壮大そうだ。

ティーガー戦車とかの更なる進化系の凄い戦車が軍事パレードに登場するとかワクワクするなぁ、ヒトラーは厨二病だからそういう演出やたら拘る傾向がある。

悪役陣営の首都かっけぇよなってイメージがある、たとえばジオン公国の首都ズム・シティとか、ガンダムSEEDのプラントのアプリリウス市とかもっと詳細な設定見てみたいし行けないけど行ってみたい。

満州国が理想通り完成していた場合の新京(満州の首都)とかも、今の中国の吉林省と違っていたのだろうかと妄想する。


そういうロマンでいえば1950年代の戦後ソビエト連邦のモスクワか、バルバロッサ作戦が開始される直前ぐらいのモスクワの雰囲気も興味がある。もしくはソ連が崩壊せずに今も続いていたらどんな雰囲気になっていたかとか、ソ連が現代に復活したらどうなるかというのは架空国家議論でも面白いテーマの一つ。

日本が東西冷戦でドイツみたいに東西の分断国家になってたとか、逆に朝鮮半島が北朝鮮主導で統一する高麗民主連邦みたいなのも妄想している人は結構いそうではある。


ロボットゲームとかSF小説ではソ連を模した国や陣営が出てくるけど、そういうのは結構ワクワクするし自分もソ連が冷戦に勝利して唯一の超大国になってモビルスーツ作るみたいなオリジナルガンダムの妄想もしていたりする(これはガンダムKindとは別のオリガンで構想段階)

ソ連復活パターンでも面白そうで、ガンダムKindの三大陣営の一つをもっとソ連っぽくしようかなという計画もある。実際このオリジナルMSもロシア軍の試作戦闘機Su47を参考にした部分がある。


架空国家でいえば既存国家をちょっと変えるパターンと、完全に別物の両方が存在する。たとえばコードギアスの神聖ブリタニア帝国はその中間ぐらいだろうか。ブリタニアが画期的なのはイギリスやアメリカという西側や正義側にされがちな国をもろ悪役にしたところと、結構詳細な設定が作りこまれているところにある。

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